Project/Area Number |
23K10779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
高徳 希 奈良女子大学, 生活環境学部, 特任准教授 (80554477)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 調整力 / 円滑性 / 躍度 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,調整力が関連する連続的・複合的運動課題にみられる動きのぎこちなさの定量化に円滑性の指標を用い,円滑性に基づく新たな調整力評価法の開発を目的とする.そのために,連続的・複合的運動課題にみられるぎこちなさを円滑性の指標(動きの滑らかさに関連する「躍度(動きの加減速の頻度)」と「屈筋・伸筋の同時収縮率」)を用いて定量化,それに基づき一連の遂行過程のぎこちない局面の動き方を抽出し,運動者へのフィードバック情報としての拡張的活用を試みる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、既存の調整力評価法では未解決となっている動きのぎこちなさの改善に向け、調整力が関連する連続的・複合的運動課題にみられる動きのぎこちなさの定量化に円滑性の指標を用い、円滑性に基づく新たな調整力評価法の開発を目的としている。そのために、①連続的・複合的運動課題にみられる動きのぎこちなさを円滑性の指標(動きの滑らかさに関連する「躍度(動きの加減速の頻度)」と「筋の同時収縮率(屈筋と伸筋が同時に活動する割合)」を用いて定量化、②一連の遂行過程のぎこちない局面の動き方を抽出、さらに運動者へのフィードバック情報としての拡張的活用を試みる。1年目である2023年度は、以前から継続して収集している大学生女子を対象とした前方への両足連続跳躍動作のデータについて、より詳細な動作分析を進めた。2年目以降に用いる連続的・複合的運動課題としての妥当性を検討するため、任意の速さで正確に遂行する条件(任意条件)とできるだけ速く正確に遂行する条件(迅速条件)の2条件を設けて比較した。動作開始から10回目の接地までの全体動作時間の測定とあわせて全体動作を撮影し、各跳躍動作の接地局面における身体重心および下肢関節運動を中心とした動作特性の検討を行なった。異なる2条件を設けたことにより、正確かつ迅速な前方への両足連続跳躍動作の特性を明らかにした。特に着目している各跳躍動作の接地局面における着地から踏切までのスムーズな移行には、下肢関節の運動範囲をある程度制限しながらの状況に応じたコントロールが減速せずに接地時間を短縮することにつながっていた可能性があり、この運動課題を用いた場合においては接地局面の動作特性を円滑性の指標を用いて定量化する必要があると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究計画を円滑に実施するために必須である加速度および筋活動計測器について、フィールド測定における被験者の負担を軽減するために最も適した機器を選定するために時間を要したため、当初計画していたフィールド測定を実施することができなかった。そのため、新たなデータの収集が遅れていることから、現状に合わせた計画の見直しが必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画の1年目から2年目にかけては運動課題の選定に必要なフィールド測定を実施する予定であったため、現在の進捗状況をふまえ上で、収集済データとの比較しながら効率的に新たなデータの収集に向けた計画を再検討し、速やかに実施する予定である。
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