Project/Area Number |
23K10818
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Fukuoka International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
橋本 勇希 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 教授 (90849689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山之口 稔隆 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 講師 (00849565)
谷口 隆憲 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 講師 (00851198)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 眼精疲労 / VDT症候群 / 脈絡膜 / 僧帽筋 / VDT作業 |
Outline of Research at the Start |
リモートワークやオンライン授業など生活様式の変化により情報端末機器(visual display terminals: VDT)の利用頻度や使用時間が大幅に増加したことで、眼精疲労、首や肩の痛みなどのVDT症候群が深刻化している。そして、眼と肩の不快感が関連していることも報告されている。 これまでに眼精疲労の原因として眼調節力など前眼部の異常が指摘されていたが、後眼部である脈絡膜血流や形態の所見の詳細については明らかになっていない。しかし、肩こりでは僧帽筋の血流低下が低下し弾性率が高くなることから、眼精疲労では脈絡膜の血流や形態が変化している可能性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
眼精疲労の研究を実施していくにあたり関連する基本データの測定を行い、その成果について学会および英文論文にて以下の発表した。脈絡膜は自己調節能の乏しい組織であることが分かっているが、①正常月経周期では卵胞期後期と比べ交感神経が亢進する黄体期中期に脈絡膜厚が減少する。温熱刺激ではそのリラックス効果により副交感神経が優位となり、②脈絡膜の血流速度が低下し、③脈絡膜厚が増加する。④寒冷刺激後に交感神経が亢進するも、自己調節能が強い視神経乳頭血管の血流速度は変化しない、ことが明らかになった。 これまでに眼精疲労の原因として眼調節力など前眼部の異常が指摘されていたが、脈絡膜の血流や形態所見の変化については検討されていない。しかし、肩こりでは僧帽筋の血流が低下し弾性率が高くなる(=組織が硬い)ことから、眼精疲労では脈絡膜の血流や形態が変化している可能性がある。眼レーザースペックルフローグラフィー(laser speckle flowgraphy: LSFG)は脈絡膜の血流を、深部強調画像光干渉断層計(enhanced depth imaging optical coherence tomography: EDI-OCT)は脈絡膜の形態を、短時間で非侵襲的かつ定量的に評価できる汎用性の高い眼科一般検査機器である。よって、眼LSFGおよびEDI-OCTを用いて、眼精疲労の微細な脈絡膜の血流や形態の変化を捉えられないかと着想した。そこで、多角的なアプローチにより眼精疲労の病態を解明し、新たな評価法を確立することが目的である。 眼精疲労のテーマに関しては現在までに研究分担者と検討を重ね、予備実験を繰り返し実施した上でプロトコルを作成した。また、その他の研究物品の確保や実験参加者の応募を行っている。本実験は2024年5月から開始し、その研究成果については今年度内の研究会・学会などで発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
眼精疲労のテーマに関しては現在までに研究分担者と検討を重ね、予備実験を繰り返し実施した上でプロトコルを作成した。また、その他の研究物品の確保や実験参加者の応募を行っている。本実験は2024年(令和6年)5月から開始し、その研究成果については今年度内の研究会・学会などで発表予定である。以上のことから、おおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年(令和6年)5月から眼精疲労に関する本実験を開始するための参加者を応募し、日程調整を行っている状況である。いくつかの小テーマを設けた上で測定を実施し、測定を完了したテーマについては順次今年度内から研究会や学会などでその成果を発表し、英文論文を作成、投稿を考えている。
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