| Project/Area Number |
23K10828
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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| Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
齊藤 陽子 富山県立大学, 工学部, 准教授 (90549461)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 和実 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50323283)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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| Keywords | 血管内皮機能 / 酸化ストレス / 低酸素運動 / 閉経後女性 / 低酸素 / 閉経 / 有酸素運動 |
| Outline of Research at the Start |
女性における心血管疾患発症率は閉経を迎える更年期以降に急増する.その重要な予測因子である内皮依存性血管拡張応答は一般的に有酸素運動で改善するとされているが,閉経後女性での改善が認められていない.本研究では閉経後女性における有酸素運動と低酸素暴露の併用は酸化ストレスを増大させないという仮説を設定し,低酸素環境下での有酸素運動が閉経後女性の内皮依存性血管拡張へもたらす影響を明らかにする.
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,低酸素環境下で実施する有酸素運動が閉経後女性の血管内皮機能へもたらす影響とそのメカニズムの解明を目指すため,低酸素運動に対する血管内皮機能ならびに酸化ストレスの応答について解析を実施することを目的としている. R5年度に実施した若年男性における一過性応答の検証結果では,低酸素条件での運動後に計測したFMD(血管内皮機能の指標)が運動前値と比較して低下するという結果となった(第32回日本運動生理学会大会にて報告).運動性充血の影響により運動直後に計測したFMDは過小評価となっていた可能性が考えられたため,令和6年度の検討ではこの点を見直すことにした.対象は閉経後女性とし,エストロゲン並びにエストロゲン様物質エクオールの産生能を評価するため尿中エクオール値を計測した.対象に3つの異なる環境条件(20%O2条件,18%O2条件,16%O2条件)下で50%HRRの自転車運動を30分間行わせ,FMDならびに酸化ストレス関連マーカー(ニトロチロシン,スーパーオキシドジスムターゼ)を評価のための採血を運動前と運動終了30分後に実施した.現在12名の測定を終えており,データの解析を進めている.解析の経過として,20%O2条件のFMDに運動前後の変化は認められない一方で,18%O2条件,16%O2条件においては運動後に増加する傾向であったが,2条件間の明確な差異は認められなかった(N=1).更なる分析数を蓄積しながら,エストロゲンやエクオール産生能,酸化ストレスマーカーについて解析を合わることによって,運動後のFMDの変化に低酸素環境が与える影響を確認する必要があると考えている.
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
R6年度の計画当初は低酸素運動への適応に関する検証として,一過性応答実験に加え介入実験まで進める予定であった.しかし実験を実施する上で前提となる,生化学分析手技の確立や実験協力者(採血者)の安定的な確保(雇用),高齢被験者の募集には想定外の時間を要した.特に高齢被験者はメディカルチェックの結果,被験者として不適になるケースもあり,目標数にはなかなか至らなかった.応募条件を緩和するなど妥協も試みたものの,それでも年度内に十分な被験者数を確保することができなかった.R7年度に例数を増やす検討の必要性が生じたことから,「やや遅れている」と判断した.
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| Strategy for Future Research Activity |
R7年度では,R6年度実験の例数確保に最優先で取り組むと同時に,データの解析を進める.被験者のバックグラウンドに多様性が見られるため,エクオール産生能や運動習慣,肥満の有無などの観点から応答性の差について検討を深めることができる可能性がある.得られたデータについては年度内に学会発表並びに論文発表できるよう準備を進める. また,積み残している介入実験については,上記で得られた結果に基づきながら条件設定を最適化し,着手することとする.
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