Project/Area Number |
23K11193
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 61020:Human interface and interaction-related
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Research Institution | The Hyogo Institute of Assistive Technology |
Principal Investigator |
立川 正真 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 特別研究員 (40914560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 晴貴 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 研究員 (70828665)
開發 学人 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 特別研究員 (40965068)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | バーチャルリアリティ / モーションキャプチャ / 運動機能 / 高齢者 |
Outline of Research at the Start |
自身では可能と思えていた運動が実際にはできていない運動イメージ誤差の増加は,高齢者において転倒リスクの増大につながる可能性がある.日常生活では様々な刺激が混在する中で自身の動作能力や周囲情報を適切に認識し,安全に動作を行う必要がある.本研究では,バーチャルリアリティヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を使用した認知負荷下でのリーチング動作の運動イメージ誤差を評価できるシステムを構築することで, 転倒歴や認知機能の低下がみられる高齢者特有の運動イメージ誤差の増大や方向特異性の発生を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,バーチャルリアリティヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を用いて,自身では可能と思えていた運動が実際にはできていない運動イメージ誤差の評価と視覚的フィードバックを可能とするシステムを開発することを目的としている.VRHMDを使用することにより,仮想空間上で複数方向への動作指示課題や特定の色の提示といった認知負荷タスクの設定,結果の視覚的なフィードバックが実施可能となる. 本研究では,1)仮想空間上で認知負荷と連動した様々な方向へのリーチング動作の運動イメージ誤差を計測可能なシステムの構築,2)高齢者の転倒経験者と非経験者を比較し,課題特異的,方向特異的な違いがあるか検証を実施する. 2023年度は,VRHMDを用いた運動イメージ誤差の評価システムの試作を行った.試作したシステムは3次元空間上でコントローラの座標からリーチング距離を算出可能である.計測対象者はまず,自身がリーチング動作を行う際にどこまで体をリーチできるか静止状態で予想する.予想は仮想空間上に表示されるガイドをコントローラに内蔵されているジョイスティックで前後に動かすことで決定する.その後,仮想空間上に表示される図形や文字に対してリーチングを行う.この際表示される図形や文字は,計測対象者の予想したリーチ距離の前後一定の範囲に表示される.最後に計測対象者のリーチ距離の予測値と最大値の差分から運動イメージ誤差を算出し評価することができる. 2024年度は試作したシステムを用いて予備実験,学会発表を行っていく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度の計画は,システムの試作と使用装置の検討である. システムの試作は順調に進んでおり、概ね年次計画に従い進行できている.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は予備実験を実施した後,システムの効果検証を進め,学会にて発表する予定である.
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