Project/Area Number |
23K11365
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62030:Learning support system-related
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
石川 翔吾 静岡大学, 情報学部, 講師 (00626608)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 個人目標 / スキルの評価 / 組織的協調学習 / 組織的協調学習システム / 個人目標設計 / 介護教育DX |
Outline of Research at the Start |
本研究では,認知症の人の生活の質を高める組織的な高度人材育成技術を創出し現場においてその有効性を検証する.個別対応が求められる認知症ケアにおいては,テキスト通りにいかないことが多く,状況に応じた柔軟な対応が求められる.そこで,ケア従事者個人に適切な目標設定を支援し成長シナリオを描くことで,介護人材の適切な育成につなげることを目的とする.また,包括的な認知症の人のQOL向上を目指すために多様な意見を取り込み,組織全体として学習する仕組みを実現する.目標創成,学習状況の評価,協調学習を包括的に支援するために組織的協調学習支援システムを開発し,介護現場に実装することでその有効性を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
介護実践者個人に適切な目標設定を支援し成長シナリオを描くことで,介護人材の適切な育成につなげるための仕組みを開発し,個人の実践だけでは認知症の人のQOL 向上は限定的であるため,多様な意見を取り込み,組織全体として学習することが可能な環境を構築するために,以下について取り組んだ. 1)認知症ケア事例の収集と熟達化プロセスの類型化:ベナーの看護熟達化のプロセスのモデルをベースに,どのケアスキルやインタラクションを捉えると熟達化の各ステージへ対応づけることができるのかを整理した.NoviceからBeginnerへの変化に対し,BeginnerからProficient以降へのステージに上がるためには個々人が抱える課題が異なり,適切な発達の最近接領域を捉えることの重要性が明らかとなった. 2)学習コンテンツとしてのデータフィードバック手法の開発:360°没入型の患者視点映像コンテンツを開発し,主に視点情報に着目をすることで見ている領域をカーネル密度推定の手法で可視化し,ケアのProfessionalレベルとBeginnerレベルの違いをフィードバックする仕組みを開発した.また,ケアスキルの特徴を数値化し,視線や発話の詳細な特徴をフィードバックできるように従来の映像評価システムをクラウド型のシステムとして拡張した. 3)組織的指導環境の構築:本環境を構築するにあたり,誰もが映像事例に対してコメントしたデータをより簡易的かつ直感的に理解することが可能になるように,LLMを活用したコメントの解釈機能を開発し,効果的なコメント共有機能を実装した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インフルエンザ等の流行により,高齢者患者のいる共同研究先での研究の推進が停滞する状況が生じたため,360°没入型映像を活用した検討を新たに検討し,スキルの評価,フィードバックする方法を検討した.当初想定していた環境と基本的なフレームワークは同じであるため,これまでの映像を活用した方法に加えて静的なコンテンツを活用するアプローチを組み合わせることで,どのような状況においてもロバストな組織的協調学習の環境構築を進めるように研究デザインを再構成している.
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Strategy for Future Research Activity |
没入型空間の体験とケア映像の評価を統合しながら,協調学習環境構築を進めていく.さらに,従来の映像フィードバックの機能も組み合わせていくことで,より包括的にケアスキル・知識を捉えるような枠組みを検討する.また,フィードバックから,個人のケアの癖や課題を認識することにつながると考えており,これらを個別にフィードバックすることの効果を検証していく.
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