Project/Area Number |
23K11371
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62030:Learning support system-related
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
山添 崇 成蹊大学, 理工学部, 助教 (00747884)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | ディスレクシア / 視覚認知 / 発達支援 / xR / クロスリアリティ / 複合現実 / 識字支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題では,ディスレクシアの空間認知能力に着目し,ヘッドマウントディスプレイを用いて,複合現実(MR)に立体像として文字情報を呈示し,文字に空間的な動作の付与によって弁別しやすくする識字支援・識字学習支援を行う方法の構築を提案する.ディスレクシアの空間認知能力が文字の弁別に与える影響を明確化し,ディスレクシアの空間認知能力の特徴と文字弁別に活用できる条件を明らかにすることを目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
複合現実空間への文字オブジェクトの配置にあたって、テクスチャに関するディスレクシアの視覚認知特性の評価を行った。ディスレクシアと定型発達者のテクスチャ認知に関する対称比較を行うための印象評価実験を実施した。マイクロファセットとマクロファセットを組み合わせた評価実験の結果、マクロファセットテクスチャの認知特性が異なることがわかった。空間配置型の文字オブジェクトの制作に際して、ディスレクシアの視覚認知特性に応じたテクスチャ表現が必要であることがわかった。ディスレクシアと定型発達者の印象評価実験の結果は、国際会議Internatinal Display Workshop 2023に投稿し、採択された。得られた知見を発表すると同時に、様々な研究者との議論を行い、今後の研究に有益な意見、情報を得ることができた。またAwardを受賞したことで研究成果に対して一定の評価を得られたと考えられる。国際会議で得られた議論、意見、情報を精査し、ヘッドマウントディスプレイを用いた複合現実環境における立体文字コンテンツの制作と呈示アプリケーションの実装に対するフィードバックを行っている。これらのフィードバックを反映した立体文字コンテンツの制作と呈示アプリケーションの実装を進めている。空間配置型の文字オブジェクトは、マイクロファセットとマクロファセットの組み合わせだけでなく、フォントデザインや色相・明度・彩度を組み合わせた複数の候補を制作している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ディスレクシアの立体視に関する評価にやや遅れが生じている。予定していたヘッドマウントディスプレイ(HMD)の販売停止により購入ができず、現在所有しているHMDにて代用してアプリケーションおよびコンテンツ制作を行った。評価実験の基準を満たす代替機種が発売予定であるものの具体的には未定のため、アプリケーションおよびコンテンツ移植作業を要すること、立体視・奥行き近くに関する本実験となる評価実験そのものの実施が予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在所有しているHMDにて代用してアプリケーションおよびコンテンツ制作を続けて、完成させる予定である。完成の後に予備実験を実施し、問題点・課題点を早期に発見し修正を実施する。加えて実験の使用を想定しているHMDを入手すると同時にアプリケーションおよびコンテンツの移植作業を行う。同時に問題点・課題点のフィードバックを行い、実験環境の構築を実施する方針である。
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