Project/Area Number |
23K11423
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 63020:Radiation influence-related
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
頼 泰樹 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (30503099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 純 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (40451687)
永澤 奈美子 (佐藤奈美子) 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (00535289)
永澤 信洋 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (90599268)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | セシウム / OsHAK1 / CNGC / K輸送体 / 変異体 / イネ / 吸収経路 / カリウム / トランスポーター |
Outline of Research at the Start |
我々は主要作物のイネでCs低吸収変異体を作出し、K輸送体の1つであるOsHAK1がほとんどのCs+を根に取り込んでいることを突き止めた。しかし、イネはOsHAK1以外の経路からも少量のCs+を取り込んでいて、Csの吸収量はゼロではない。本研究はこの輸送体を特定し、イネの根におけるCs吸収経路を解明するとともに、最終的にOsHAK1変異体のゲノム編集によりCsを完全に吸収しないイネの開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究がターゲットしているイネのCNGC遺伝子はこれまでゲノム上に16個見つかっている。T-DNAによるノックアウト系統が10個について存在しており、それらの変異体系統を入手して種子増殖を行った。 Csを主に吸収するOsHAK1を欠失した変異体は根へのCs吸収量は激減する。OsHAK1は高親和性のため、水耕液のK濃度を高めていくとその発現は低下し、同時にKとCsとの吸収競合が起きるため、野生型でもCs吸収量はK濃度の上昇に伴い低下する。これまでの実験で水耕液のK濃度が1.5 mM以上でOsHAK1のCs取り込みはかなり抑制される。そこで高K濃度であればCNGCが根からのCs吸収の主たる入り口となる。この水耕条件でCNGC変異体の候補を選抜した。検討した系統の中で1系統は有意にCs吸収が減少しており、この品種についてポット試験により、Cs吸収の減少と体内分配を追加で調べている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
CNGC遺伝子の変異系統の種子増殖により、研究期間を通した基本的な実験材料は確保できた。 しかし続いての交配は変異体がかなりの晩生系統であり、早生系統のOsHAK変異体とは開花時期が合わず、交配系統の作出がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
交配系統の作出のため、隔離温室に加え、ファイトトロンでの日長制御を行った栽培を実施する。開花時期を合わせて交配を行い、交配系統の作出を進める。
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