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モバイル空間情報を用いた冬季レクリエーション価値の計測と気候変動の経済的影響評価

Research Project

Project/Area Number 23K11534
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 64060:Environmental policy and social systems-related
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

中嶌 一憲  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (70507699)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Keywords気候変動 / 冬季レクリエーション / 旅行費用法 / モバイル空間情報
Outline of Research at the Start

本研究の目的は,モバイル空間情報を用いた環境価値評価モデルにより冬季レクリエーション価値を計測し,その環境価値評価モジュールを実装した空間的応用一般均衡モデル(SCGE: Spatial Computable General Equilibrium)により,気候変動及び社会経済変動による冬季レクリエーション価値の変化,及び気候変動適応策が及ぼす経済的影響を地域別・産業部門別・経済主体別に評価することである.

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,観光業における冬季レクリエーションに着目し,気候変動や社会経済変動による経済的影響及び気候変動適応策の帰着構造を明らかにするために,気候変動による冬季レクリエーション価値の変化及びその対策が及ぼす経済的影響を定量的に評価することである.本年度の目的は,モバイル空間情報を用いた冬季レクリエーション価値の推定を行うために,先行研究の整理と推定モデルの構築を行うことである.
第一に,モバイル空間統計を用いた環境評価に関する先行研究についてレビューを行った.
第二に,研究代表者の一連の研究では,旅行費用法(TCM: Travel Cost Method)を用いて砂浜のレクリエーション価値を推定しているため,本研究でも冬季レクリエーションの経済的価値を推定するためのプロセスはこの方法を用いることとした.具体的には,スキー場への訪問を目的とした冬季レクリエーション需要関数は,伝統的なゾーン別旅行費用法に倣い,スキー場への訪問率を被説明変数,自動車及び公共交通の一般化交通費用(自動車と公共交通との違いはダミー変数で区別される),および気象に関する合成変数を説明変数として定式化される.また,推定に際して,地域ごとの特性を捉えるために空間的異質性を考慮した地理的加重回帰モデル(GWR: Geographically Weighted Regression model)を用いることとした.冬季レクリエーション価値はモバイル空間情報を用いて推定されたレクリエーション需要関数から消費者余剰として計測される.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究におけるこれまでの達成度は「②おおむね順調に進展している」と評価することができる.今年度の研究目的は大きく2つに分類することができるが,両者のすべての段階において,研究目標はおおむね達成することができたと考えられる.第一に,モバイル空間情報を用いた先行研究についてレビューを行った.第二に,モバイル空間情報を用いた冬季レクリエーションの価値を推定するためのモデルを構築した.特に,地理的加重回帰モデルを用いたレクリエーション価値の推定について,過去の研究で用いた砂浜レクリエーションに関するデータを用いて試算を行い,本研究においても有用である見通しがたっている.以上のことから,本研究はおおむね順調に進展していると考えられる.

Strategy for Future Research Activity

本研究は次年度において,冬季レクリエーション価値の推定と,環境経済価値評価モジュールを実装した応用一般均衡モデルによる気候変動の経済的影響評価を行う予定である.特に,冬季レクリエーション需要関数の推定は本研究の中心的役割を担うため,次年度に確実に遂行する.また,これらの結果および知見を取りまとめ,国内もしくは海外の学術雑誌への投稿を行っていく予定である.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 兵庫県姫路市における身近にある小さな公園の経済的価値評価2023

    • Author(s)
      中嶌一憲,内平隆之,椙下結月
    • Journal Title

      環境経済・政策学会2023年大会報告要旨

      Pages: 1-2

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 兵庫県姫路市における身近にある小さな公園の経済的価値評価2023

    • Author(s)
      中嶌一憲,内平隆之,椙下結月
    • Organizer
      環境経済・政策学会2023年大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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