• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

1960年代後半の中国語新聞から見るベトナム共和国・サイゴンの華僑華人の生活

Research Project

Project/Area Number 23K11617
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 80010:Area studies-related
Research InstitutionTenri University

Principal Investigator

芹澤 知広  天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Keywords1960年代 / 中国語新聞 / ベトナム共和国 / サイゴン / 華僑華人
Outline of Research at the Start

本研究課題は、京都大学東南アジア地域研究研究所図書室がマイクロフィルムを所蔵する、1966年9月から1967年12月までにサイゴン(現在のホーチミン市)で発行された中国語新聞4紙の記事と広告を整理・分析することから、1960年代後半におけるベトナム共和国(南ベトナム)の華僑華人の生活を再現する試みである。医療や宗教儀礼など、ベトナム戦争の「銃後」の暮らしにも光をあてながら、当時の暮らしを具体的に検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究課題は、京都大学東南アジア地域研究研究所図書室がマイクロフィルムを所蔵する、1966年9月から1967年12月までにサイゴン(現在のホーチミン市)で発行された中国語新聞4紙を資料とし、その記事と広告を整理・分析することから、1960年代後半におけるベトナム共和国(南ベトナム)の華僑華人の生活を再現する試みである。
冷戦時代の暮らしについては、経験者への聞き取り調査や、自伝などの回想録を使うこともできるが、歴史研究としては、研究対象の時代に記された「同時代資料」を用いることが重要になる。当時の中国語新聞はまさに貴重な同時代資料である。本研究課題が試みるような、サイゴンの中国語新聞を用いた冷戦時代のベトナム華僑華人の生活の復元は、今までほとんど行われたことがない。
また、中華人民共和国の「文化大革命」に対抗して中華民国が「文化復興運動」を推進した1960年代後半の時代、サイゴンの華僑華人社会は、東南アジア諸国の華僑華人社会のなかでも、中国伝統文化の復興を推進する「僑社」(結社)、「僑校」(華僑学校)、「僑報」(中国語新聞)がきわめて多いことが知られていた。当時のサイゴンでは、じつに多くの種類の中国語新聞が出されており、それらの新聞が当時のサイゴンの華僑華人にとって重要であったことは明らかである。ひいては、これらの新聞を使ってサイゴンの華僑華人を研究することの有効性も自ずから明らかになる。
そのため、まずはこの研究課題で現在行っているように、サイゴンの中国語新聞のマイクロフィルムを細かく精査し、掲載されている記事や広告を読み込む作業が必要である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

京都大学東南アジア地域研究研究所図書室がマイクロフィルムを所蔵するのは、『成功日報』『建國國際聯合報』『新聞快報』『遠東日報』の4紙であり、おそらくこれら4紙しか日本に現在サイゴンの中国語新聞はないと考えられる。これら4紙のマイクロフィルムのカバーする期間は、いずれも1966年9月から1967年12月までで統一されている。なかでも『遠東日報』は数あるサイゴンの中国語新聞のなかでは代表的なものであり、広告が多く載せられていて、1日あたりの紙面のページ数も多い。そこで『遠東日報』から精査の作業を始めているが、作業が遅れていてまだ1年分を見終わるには至っていない。1年分を見終わって初めて年間の行事などの概要が把握でき、次の作業を考えることもできる。

Strategy for Future Research Activity

『遠東日報』を日にちを追って見ていく作業を続ける。すでに紙面の傾向は把握できてきており、注目すべき広告やコラムなど、メリハリを付けながら精査する対象を選ぶことができている。この作業を続けて、そのなかから深めるべき話題をいくつか選んでいきたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi