Project/Area Number |
23K11620
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
山川 路代 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50734555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 優子 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30701495)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 旅行者 / 予防行動 / 感染症 / 健康リスク情報 / リスク認知 / 情報 |
Outline of Research at the Start |
COVID-19のパンデミックは、世界中の国々を経済的・社会的混乱に陥れた一方、人々に旅行者が媒介する感染症への認知とワクチン接種や手指衛生などの基本的な感染対策への意識を高めるという有益な影響ももたらした。他にも複数の新興・再興感染症が世界中で流行しており、海外旅行が全面再開された時の影響が懸念される。今後、海外旅行者の個人的な感染対策が益々重要となる。本研究では、コロナ禍前に収集した調査データを利活用し、コロナ禍前後の感染リスクの認知や感染予防行動のとり方の違いおよびコロナ禍がもたらした感染予防行動への有益な影響の持続性を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、海外旅行者の間でコロナ禍前後での感染リスクの認知と感染予防行動の比較を行い、差異を生み出す要因として、感染症に関する情報の作用を検討することである。本研究は、「コロナ禍前後での感染症のリスク認知と予防行動の比較(研究1)」、「感染症に関する情報の評価検討(研究2)」、「コロナ禍前後での感染症に関する情報・リスク認知・予防行動の相互作用の比較(研究3)」で構成される。 2023年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同様の5類感染症に移行したことから、日本人の海外旅行者数の増加が期待された。2023年度は、以下の対象者から質問紙調査によるデータ収集を行った:(1)インド・デリーの日本人宿(サンタナ・デリー)を利用した日本人旅行者、(2)岐阜大学の海外派遣プログラム(インド:インド工科大学グワハティ校、ベトナム:フエ大学)に参加した日本人学生、(3)信州大学教育学部の学生。(3)については、同意が得られた学生に対して、コロナ禍に接触した新型コロナウイルス感染症の情報やワクチン接種状況、渡航の際のワクチン接種の意図に関する個々の回答について、インタビュー調査を行った。また、これまでに収集したデータを整理し、ワクチン接種、手指衛生、保険加入といった予防行動と関連する要因について分析を行った。得られた結果をまとめ、関連学会や学術誌で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナ感染症による渡航延期等の影響なく、上記(1)~(3)を対象とし、着実にデータを収集を行うことができた。また、グローバルヘルス合同大会2023(2023年11月、東京)、第38回日本観光研究学会全国大会(2023年12月、東京)に参加して関連研究等の情報収集および意見交換を行うとともに、研究成果の発表を行った。海外での手指衛生行動に関連する個人特性に関する論文を作成し、原著論文として海外の渡航医学関連の学術誌に受理された。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に基づき、引き続き研究分担者および協力者と共同で研究を遂行する予定である。参加率の低い対象集団(1)および(2)のベトナムについては、関係機関と共同で参加率改善のための方略を検討し、緊密に連携をとりながらデータ収集を行う。
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