Project/Area Number |
23K11686
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80030:Gender studies-related
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
杉山 泰子 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (60550738)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 性犯罪・性暴力 |
Outline of Research at the Start |
性犯罪・性暴力被害者に対し、支援者である看護師が二次加害を与えることの予防と、看護師自身の困難やストレス回避のために、性犯罪・性暴力被害者の急性期対応に備えたシミュレーション教育プログラムを作成する。 本研究の対象者は、SANE:Sexual Assault Nurse Examiner 性暴力対応看護師であり、SANEにホルター心電図を装着してもらいながら、模擬事例・模擬患者による急性期対応をしてもらう。その後、対応場面の質的分析(インタビュー)とHRVの分析(ストレスの評価)を行う。この結果をもとにシミュレーション教育プログラムを作成し、性犯罪・性暴力被害者の看護の質向上を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
看護師による被害者への二次加害の予防と、看護師自身の困難やストレス回避のために、性犯罪・性暴力被害者の急性期対応に備えたシミュレーション教育プログラムを作成することが本研究の目的である。看護師にホルター心電図を装着してもらい、模擬事例・模擬患者による急性期対応を依頼し(数名に依頼)、対応場面の質的分析とHRVの分析を行うという方法である。 令和5年度は、事例の作成、模擬被害者の選定、研究協力者の選定条件を検討し、研究協力者への説明文書および同意書を作成後、研究倫理審査を受審するという計画であった。 しかし、看護師のストレスを測定する以前に、看護師自身が、性犯罪・性暴力被害者やDV等の被害者をどのように理解をしているのか、また、看護師自身がこれらの対象者をアセスメントの対象としてみなしているのか等について調査をする必要があると判断した。よって、性犯罪・性暴力被害者やDV等の被害者に関わる可能性の高い、産婦人科外来、産婦人科病棟に所属する看護師を対象とした質問紙調査を加えることとした。現在、質問紙の作成にあたり文献検討を行い、質問紙を洗練する作業を行っている。 文献検討と同時進行で、性犯罪・性暴力被害者の急性期対応に備えたシミュレーション教育プログラムで活用するための模擬事例を作成した。さらに、対象に対応する看護師が、支援を行う際の視点を文献から検討し、支援内容の到達目標を定めた。さらに、その到達目標をもとに、評価表を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
看護師による被害者への二次加害の予防と、看護師自身の困難やストレス回避のために、性犯罪・性暴力被害者の急性期対応に備えたシミュレーション教育プログラムを作成することが本研究の目的である。看護師にホルター心電図を装着してもらい、模擬事例・模擬患者による急性期対応を依頼し(数名に依頼)、対応場面の質的分析とHRVの分析を行うという方法である。 しかし、看護師のストレスを測定する以前に、看護師自身が、性犯罪・性暴力被害者やDV等の被害者をどのように理解をしているのか、また、看護師自身がこれらの対象者をアセスメントの対象としてみなしているのか等について調査をする必要があると判断した。この調査の結果により、シミュレーション教育プログラムの内容を検討・洗練することができるため、意義があると判断した。よって、当初予定していなかった調査を加えたため、研究の進行が遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
追加した調査についてとりかかる(2段階の調査)。 ①質問紙調査 文献検討を丁寧に行い、質問紙を作成する。質問紙の完成後、倫理審査の受審。性犯罪・性暴力被害者やDV等の被害者に関わる可能性の高い、産婦人科外来、産婦人科病棟に所属する看護師を対象に質問紙調査を行う。 ②質的調査 ①で行った調査の結果をもとに、性暴力対応看護師(SANE-J)にインタビューを行い、シミュレーション教育に必要な内容を明らかにする。
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