Dynamic design and aesthetic and affective sciences
Project/Area Number |
23K11751
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
浅野 晃 関西大学, 総合情報学部, 教授 (60243987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 千恵 (村木千恵) 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00299174)
李 亮 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (00609836)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 動的デザイン / 色彩 / テキスタイルデザイン / テクスチャ / VR |
Outline of Research at the Start |
この研究は,色や図形が変化していくのを見て美しいと感じたり,あるいは衣装が身体の動きに合わせて揺れ動くのを美しいと感じるという,人が「動的なもの」を美しいと感じる感性を,画像処理やVRを用いた実験を通じて探求しようとするものである。音楽やドラマ・小説等のストーリーでは,不安定・不安な状態から安定した状態に至ることで,視聴者や読者に満足感を与える。この研究では,この「不安定から安定への変化による満足感」を視覚デザインにも適用し,「美しさ」の方法論を確立する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,変化する色彩,動く図形,三次元的に変化するテクスチャ,身にまとうことで動くテキスタイルといった「動的なもの」の美しさに対する感性の分析を,画像処理やVR といった近年急速に発展してきた技術を用いた実験を通じて探求するものである。2023年度には,代表者・各分担者が韓国Kangnam UniversityのChoi教授と共同で,VR環境における視線追跡の実験環境を構築する提案を行った。これは,VR環境において動的に変化するテクスチャを見るときの,認知の特徴を調べるための準備となるものである。 また,代表者・分担者それぞれの研究として,(1)テクスチャの視覚的複雑さの,先験知識による変化の研究,(2)図形の形状変化が色彩の印象に与える影響の研究,(3)アニメーションの速度知覚が,伴奏音楽のテンポ変化によって受ける影響の研究,(4)文化財を点群VRシステムを用いて3次元デジタル保存する技術の研究,(5)子供の成長過程と色彩感覚の変化についての研究,(6)アイヌ文化における服装の材料・色彩がもつ特徴に関する研究を行い,内外で発表した。また,未発表の研究として,ユーザーインターフェイスにおける色彩の変化や図形形状の変化の影響についての研究,進出色/後退色の特徴と図形形状・背景の変化の関係についての研究を行った。 これらの研究は,研究計画であげた「動的な配色」「動的な図形」「動的なテクスチャとVR」「動的なテキスタイル」の各項目に関連するものであり,2023年度はこれらの項目での技術的な研究を進めた。さらに,(2)(3)では,動的な変化と美的感性に関する研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」に記述したとおり,現在までに,「動的な配色」「動的な図形」「動的なテクスチャとVR」「動的なテキスタイル」の各項目について,技術的な研究を進めてきており,VR装置を用いた研究,動的な変化と美的感性についての研究も進んでいる。これらを用いて,「不安定から安定への変化による満足」という考えにもとづく動的デザインの研究をさらに進めることができる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は,2023年度の研究で行った技術的研究をもとに,それらに共通した「不安定から安定への変化による満足」という考えにもとづいた動的デザインの研究を進める。とくに,VR装置を用いたテクスチャの研究については,準備が整ってきたので,注力して研究を進める。 また,2024年度に実施されるアジア色彩学会会議(ACA2024,タイ)と感性情動研究会議(KEER2024,台湾)で,2023年度に実施した未発表の研究成果を発表する。
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Report
(1 results)
Research Products
(18 results)