The Digitization and Colour Management of Rare Books on Colour Theory
Project/Area Number |
23K11775
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90020:Library and information science, humanistic and social informatics-related
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
日高 杏子 芝浦工業大学, デザイン工学部, 准教授 (50801297)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | デジタルアーカイブ / 色彩論貴重書 / 視覚文化 / メタデータ / 画像分類 / 色再現 / カラーマネジメント / メディア / 照明光源 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、色彩論の貴重書を高精細にデジタル化する際の照明光源とカラーマネジメント基準を分析する。デジタルアーカイブ上の色彩論貴重書の図版は、撮影時の照明環境の違いや褪色の度合いから、限られた原本の正確な色再現が困難である。そこで、撮影時光源とデジタル色補正時の特徴を明らかにし、データベースのメタデータに標準照明パラメータをアノテーション記載することで、被写体の色再現を正確にすることを目指す。 研究方法は、IIIF準拠の色彩論貴重書デジタルアーカイブを構築し、異なる図書館の照明環境を比較し、標準光源との乖離を表記する。本研究成果となる色彩論貴重書データベースは、ジャパンサーチと連携予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
色彩論貴重書は、視覚文化とそれら応用分野についての貴重な文化資源であり、芸術・デザイン分野に少なからず影響を与えてきた。本研究では、これらの色彩論の貴重書や図版を高精細デジタル化する際の照明光源とカラーマネジメント基準に焦点を当てている。 デジタルアーカイブ上の色彩論貴重書の図版は、撮影時の照明環境の違いや経年による褪色から、限られた原本の正確な色再現が難しい。そこで、色彩論の貴重書デジタルアーカイブを作成し、撮影時光源とデジタル色補正時の特徴を明らかにしながら、データベースのメタデータに照明パラメータをアノテーション記載して、被写体の色再現を正確にすることを目指している。 研究方法としては、IIIF(International Image Interoperability Framework)準拠の色彩論貴重書デジタルアーカイブを構築し、異なる図書館の照明環境を比較しながら、標準光源との乖離を表記する。本研究は、IIIF画像データと照明メタデータのモデル化の技術開発に加え、ジャパンサーチと連携した公開にもつなげて文化資源デジタルアーカイブの拡充に貢献できるものである。 2023年度は、思うような研究実施が進まなかったが、これまでの国内の研究の蓄積ー「文化資源のデジタル化に関するハンドブック」(2011, 発行:東京大学情報学環・凸版印刷株式会社 共同研究プロジェクト)についての情報提供を研究協力者から受けた。このハンドブックのカラーマネジメントをさらに発展させる形を目標にしていく。 また研究実績として、口頭発表「赤をめぐる色彩文化―国際調査による比較」(2023, 日本色彩学会第54回全国大会)において、株式会社博報堂の雑誌『広告』文化特集号の連動企画として、赤色に対する文化的認識をデータ可視化した大規模国際調査プロジェクトの監修と成果を解説した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年10月から休職しており、研究活動が実施できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度からの復職に伴い、初年度である2023年度に予定していた研究計画を見直しつつ、今後も研究を進めていく予定である。 初年度に予定していた各研究施設における撮影環境の比較ができなかったため、研究協力者と連携をとりながら、引き続き研究を推進していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)