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TAVI術後の予後予測における非侵襲的左房スティッフネスの有用性の確立

Research Project

Project/Area Number 23K11862
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 90130:Medical systems-related
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

田村 晴俊  山形大学, 医学部, 助教 (10436222)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords左房スティフネス / HFpEF
Outline of Research at the Start

重症大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)が普及しているがTAVI後の予後予測因子についてはいまだ確立していない。医療経済の観点からも適切な症例選択の判断材料になる予後予測因子の確立は急務である。本研究では、二次元スペックルトラッキング法により得られる新しく、かつ鋭敏な左房リモデリングの指標である左房スティフネスを、TAVI後の予後予測因子として確立させることを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

高齢人口の急激な増加により心不全は年々増加の一途を辿っている。近年、重症大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)は本邦でも施行数が増加している。一方で、TAVI後の予後予測因子については確立しておらず、医療経済の観点からも適切な症例選択の判断材料になる予後予測因子の確立は急務である。高齢者の心不全は左室収縮能が保たれた心不全(HFpEF)が約50%を占めておりHFpEFの合併がTAVI後の予後不良に関連するのではないかと示唆されているが、関連は明らかになっていない。HFpEFでは慢性的な左房圧上昇により左房の形態的・機能的リモデリングが生じ、予後不良因子となることが報告されている。本研究では、二次元スペックルトラッキング法により得られる新しく、かつ鋭敏な左房リモデリングの指標である左房スティフネスを、TAVI後の予後予測因子として確立させることを目指している。さらに本研究で得られる知見により、いまだ確立していないTAVI を施行すべき患者の適切な症例選択法を確立できると考える。
令和5年度は、症例の蓄積をテーマに進めている。当院で大動脈弁狭窄症に対しTAVIを施行した患者に対し、入院時と退院前1週間以内の2回、超音波検査を施行し、左房スティフネスを算出している。それぞれにおいて安静時の計測に加え、最大握力の半分の握力でハンドグリップ負荷を行い、負荷時の計測も行い、安静時・負荷時の各種パラメーターの変化を記録している。また同時に、静脈血採血を行い、一般的な血液生化学検査に加えて、採取した血液の一部を凍結保存している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定どおり、当院で大動脈弁狭窄症に対しTAVIを施行した患者全例を対象として研究へエントリーできている。予備研究データも合わせ、左房スティフネスと予後との関連性を検討したところ、左房スティフネス高値群で高率にイベントを起こしていることが確認できており、近日、学会で報告する予定である。
引き続き、症例の蓄積を行うとともに、液性体液因子との相関や、予後調査についても随時おこなっていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、症例の蓄積を行うとともに、液性体液因子との相関や、予後調査についても随時おこなっていき、左房スティフネスが示す病態をより明らかにすることで、TAVI術後の鋭敏な予後予測因子として確立を目指す。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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