肝門部領域胆管癌における肝門部の立体解剖にもとづいた新規切除可能性分類の開発
Project/Area Number |
23K11863
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90130:Medical systems-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
細川 勇 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (60623676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西野 仁惠 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (10769813)
高屋敷 吏 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (30456024)
大塚 将之 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90334185)
鈴木 大亮 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90422229)
仲田 真一郎 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90971292)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 肝門部領域胆管癌 / 肝門部 / 立体解剖 / 肝動脈 / 門脈 / 胆管 |
Outline of Research at the Start |
肝門部領域胆管癌は、胆汁の流れ道である胆管の肝門部領域胆管に発生する癌であり、胆管癌の中では最も発生頻度が高い。肝門部領域胆管癌に対しては、切除断端陰性の外科切除(治癒切除)が唯一の根治的治療法であるが、その発生におけるハイリスクグループは不明であり早期診断が困難であるため、診断された時点で切除不能であることも多く、また切除できたとしても肝門部の主要脈管浸潤や広範な肝内胆管浸潤のため非治癒切除に終わることも多く、肝胆膵領域癌の中でも予後不良な疾患の一つである。 本研究では、肝門部の立体解剖をデータベース化することにより、肝門部領域胆管癌の新規切除可能性分類システムを開発することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
肝門部領域胆管癌における肝門部の立体解剖にもとづいた新規切除可能性分類の開発およびその効果を明らかにすることを目的として本研究を行っている。 まずは研究計画1である肝門部の立体解剖のデータベースの構築およびそれを用いた後ろ向きコホート研究に基づき、肝門部胆管癌の症例データベースの構築およびそれを用いた後ろ向きコホート研究を開始した。 それと並行して、研究計画2である肝門部の立体解剖と治癒切除率の関係の検討に基づき、肝門部の立体解剖と治癒切除率の関係の検討も開始している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画1に基づき構築した肝門部領域胆管癌の症例データベースを用いて、肝門部領域胆管癌に対する拡大肝切除症例における、肝側胆管断端の状態とリンパ節転移の有無が予後に与える影響に関する後ろ向きコホート研究を行い、Surgery誌に報告した。 また、特殊な肝門部の立体解剖(Combined型右後区域肝動脈)を有する肝門部領域胆管癌に対する、動脈2本再建を伴う肝左三区域切除の症例をAsian J Surg誌に報告した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はさらに、肝門部領域胆管癌の切除例に関する後ろ向きコホート研究を行っていくとともに、肝門部の立体解剖と治癒切除率の関係に関して検討を進め、新規切除可能性分類の構築を行っていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)