Project/Area Number |
23K11900
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90130:Medical systems-related
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
五十川 雅裕 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 助教 (30896733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠原 正登 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50393351)
笠間 周 奈良県立医科大学, 医学部, 特任准教授 (80743385)
浅田 潔 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50311410)
井上 隆 奈良県立医科大学, 医学部, 特任講師 (00783044)
倉上 弘幸 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 特任講師 (20738421)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | アミノ酸 / キラルアミノ酸 / 尿細管障害マーカー / CKD / D-アミノ酸 / 2型糖尿病 |
Outline of Research at the Start |
慢性腎臓病(CKD)は透析導入をはじめ心血管イベントの重要なリスクであり、早期発見や病態・病勢の定量的測定の実現は極めて重要であるにも関わらず、現実には血清クレアチニン値や蛋白尿などに頼る状態である。腎機能悪化の予測因子は未だ明らかなものはほとんど確立されておらず、新しいバイオマーカーが求められている。 一方、アミノ酸には D 体と L 体というアミノ酸光学異性体(キラルアミノ酸) が存在する。今回の研究において、キラルアミノ酸がCKDの病態を鋭敏に検知するマーカーとして有効かを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまで腎臓病の確定診断には、侵襲的な腎生検が必要であるだけでなく、現在の腎機能の 指標であるクレアチニンやシスタチン C は腎機能を評価するのみであり、病勢の把握や障害原因を特定できる指標ではない。キラルアミノ酸が2 型糖尿病患者の腎機能評価に有用であり、 DKD の疾患・病態の変化を鋭敏に検知するマーカーとして有効 である かを明らかにすることを目的とした本研究は、以前実施した臨床研究の残余検体を使用し、①キラルアミノ酸プロフィリング(血液、尿)② 尿細管障害マーカー(尿):尿中微量アルブミン、L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP), 好中球ゼラチナーゼ結合性リポカイン(NGAL), N-アセチルグルコサミニダーゼ(NAG)を測定する。得られてデータを基にキラル アミノ酸プロフィリングと尿中微量アルブミン量、L-FABP,NGAL,NAG,GFRとの 関連を評価する。 2023年度の評価として、倫理審査委員会の承認を取得(2023年12月)し、試料と資料の提供先と受領先の双方でオプトアウト実施を行った上、研究を開始した。計画された検査については、残余検体(尿)を尿細管障害マーカー検査のため委託する検査会社に送付完了しした(2024年3月)。キラルアミノ酸測定のため、残余検体(血液、尿)を委託先に送付を完了した(2024年3月)。 検査結果については、2024年4月に入手予定として、解析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画の通りに進んでいるため
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担医師と共に、解析を進める。
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