Project/Area Number |
23K11957
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90150:Medical assistive technology-related
|
Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
潮見 泰蔵 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (40226105)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 順子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50567295)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | バランス能力 / 転倒予防 / バランストレーニング / 介護予防 / フレイル |
Outline of Research at the Start |
地域在住の高齢者の転倒予防・介護予防に資するべく、より幅広い高齢者に適用可能であり、バランス能力と筋力の改善を主目的とした新たなトレーニング方法を開発することが必要であると考えた。そこで、本研究では運動能力の低い虚弱高齢者を主な対象とした安全かつ効果的な介入方法として、懸垂運動装置を用いた体重免荷による運動プログラムを考案し、そのトレーニングの有効性を検証することで実用化に向けた基礎的資料を得ることとした。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「虚弱高齢者に対するバランス能力の改善を目的とした新たなトレーニング方法の開発」である。本研究では、運動能力の低い虚弱高齢者を主な対象とした安全かつ効果的な介入方法として、懸垂運動装置を用いて体重を免荷することによる独自の運動プログラムを考案し、そのトレーニングの有効性を検証することで実用化に向けた基礎的資料を得るこである。 【該当年度の研究概要】大学倫理審査委員会の承認後、懸垂懸架装置によるトレーニング機器を用いた運動プログラムを作成し、健常成人を対象に運動時間、運動強度の設定について確認を行った。さらに、第1回目の測定を地域在住の高齢者28名を対象に実施し、このうち、トレーニングの継続が可能な者を抽出する予定である。 【本研究の意義・重要性】本トレーニング方法は、トレーニング中の転倒のリスクを回避することが可能であり、転倒頻度の高い、バランスの不良な対象者にも実施可能である。またグループで実施することで、対象者は楽しく、安全に行うことができる。トレーニングの効果として、バランス能力の改善、四肢の筋力強化、ストレッチ効果による柔軟性の改善、等が期待され、さらに自己効力感ならびに日常生活活動に対する自信が向上することが期待される。 2年目は計画通り、1年目に引き続き、通所施設に通う高齢者に対して、トレーニングを継続し上述の効果判定を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
諸事情で当初予定していた施設の協力が得られなくなったものの、代替施設が確保できたため、研究に着手することが可能となった。 効果測定に必要な機材の購入を済ませており、トレーニング開始時の1回目の測定が終了しており、また3ヵ月後および6ヵ月後の測定の実施計画の目途も立っている。予備的な研究として、実施プログラムの運動強度の評価を実施する予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、実施計画書のとおり、運動プログラムに沿ったトレーニングを継続実施し、定期的に(開始後3ヵ月後および6ヵ月後)評価を実施する。なお、現時点では対象者のうち、何名が6ヵ月間継続することができ、何名が途中で脱落するか不明である。 また、より体力レベルの高い高齢者を対象としたトレーニングの効果判定を別施設で行う計画であり、現在その開始時期について検討中である。
|