Project/Area Number |
23K11973
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90150:Medical assistive technology-related
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
森永 浩介 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (40734760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 敏夫 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (90179995)
中原 正子 広島国際大学, 保健医療学部, 講師 (30443120)
石原 茂和 広島国際大学, 健康科学部, 教授 (90243625)
二宮 伸治 広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (60237774)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 着圧ソックス / むくみ / 浮腫 / ba-PWV / 上腕足首間脈波伝播速度 / 血管剛性 / 最適化 |
Outline of Research at the Start |
ソックスの効果を最大限引き出したい場合,使用者が手探りに効果を実感するまで,様々 な弾性ソックスを試すことが現状のおおきな問題である.本研究では,身体要因と弾性 ソックス効果の関係を解明し,新しいガイドラインに沿うことにより,試すことなく最 適なソックスを提供できるようにする. 現状では,最適な外圧力を得るために,人が適応するものを試す状況である.今後の動脈 血管剛性の関係と人体要因が明らかになれば,個人に合わせソックスを製作することや 外圧力を機械にセットし,最大限の効果を得ることができる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では弾性ソックスによる血管の柔軟性効果の検証を行なっている.弾性ソックスの効果を最大限引き出すために身体要因と弾性ソックス効果の関係を解明し,新しいガイドラインの確立を目指す. 研究では,①着圧ソックス着用は,最もどのような身体要因(パラメーター:最高血圧・最低血圧・BMIなど)を持っている人間に効果があるのか明確にし,災害時や術後の血栓予防のための弾性ストッキング着用の新たなガイドラインを確立する.また,②最終的に血管剛性の観点より個々のユーザーに適した最適なソックス圧を明確にすることが目標である. 実験に使用するソックス(カフタイプのソックス)を特注にて製作し,着圧ソックスの効果を検証した.着圧ソックスは,上腕足首間脈波伝播速度:baPWV (brachial-ankle Pulse Wave Velocity) に影響を及ぼす事を確認した.現在,どのような身体要因を持つ者が,着圧ソックスの影響を受け,上腕足首間脈波伝播速度に変化をもたらしたかを,Random Forestの手法を用いて解析を行なっている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度は,30歳以上を対象とした,弾性ソックスによる血管剛性の変化検証を目指していた.予定通り対象者の募集と計測が終了したことから課題に対して十分な成果が得られたとした. 研究1にて我々が行った研究では,参加した被験者の年齢が若く,また身体要因のばらつきは少なかった.そこで研究2では,30歳上を対象としInBody(体組織計)にて,各部位における身体要因(筋肉量・脂肪量・水分量など)を説明変数として取得した. 研究2では研究1と同様に,着圧ソックスの効果と身体要因との関係を明らかにするため,Random Forestの手法を用いて最も影響を及ぼす身体要因の解析を行なっていく.予定していた計測が終了し,解析に取り組めたため,順調に伸展していると考える.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通り,令和6年度は下記の2項目の課題に取り組む (1)Random Forestを用いて,着圧ソックスの効果に最も影響する,身体要因の探索 (2)個々に合わせた着圧レベル検証のための装置開発 人間それぞれの下腿の形状,筋肉量や弾性力は異なる.弾性ソックスでの研究では,個々の人間に対する適切な外圧力は異なると考える.足の周径が同じでも,筋肉などの硬度が違えば,ソックスが生体に及ぼす影響は異なると考える.そのため,個々に対する最適な外圧力検証するために,外圧力を段階的に変化させることのできる機器を製作する.マンシェットを膨らます機械は簡易血圧計を改造し,Arduinoを用いて段階的にマンシェットを膨らまし,被験者の下腿に外圧をかけられる装置を製作する.
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