Project/Area Number |
23K12130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02030:English literature and literature in the English language-related
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
千葉 洋平 中京大学, 国際学部, 准教授 (30802821)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 文学的読解 / ジャーナリズム / 報道 / 文芸的ジャーナリズム / 語り / 読解 |
Outline of Research at the Start |
本研究は文学研究とジャーナリズムの2つの学問領域の接点を読みの実践において再統合するものである。ニュースも文学作品同様に、読者が日常生活で経験したことのないものを、語りを通して経験させるものであり、ジャーナリストや作家はこれまで語り方を工夫してきた。さらにインターネットが発達した現代では、読者・視聴者の解釈が文学作品だけでなくニュースの意味を大きく左右するものと考えられてきている。これらの共通項を念頭に本研究は、インターネットによって言語やイメージが断片化され、複数の文脈と結びつき得る「ポスト真実」の状況において、私たちが事実をどう読み解いているか、あるいは読み解くべきかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は主に先行研究の調査を中心に20世紀前半と現代におけるメディア環境を精査した。歴史的な考察については、特に1930年代からの学問としてのジャーナリズムの発達に着目し、Ernest HemingwayやJohn Dos Passosといった文芸作家たちが、どのようにジャーナリズムの領域で活躍し、それらが一般的なジャーナリズムの領域にどのような影響を与えてきたのかを調査した。また第二次世界大戦前のシカゴ大学や他の高等教育機関におけるジャーナリズム領域の発展、そして戦後におけるジャーナリスト教育は、大戦後の日本の公的なメディア環境にも大きな影響を与えてきたと言える。 また歴史的な先行研究を整理すると同時に、現代におけるジャーナリズムの状況もインターネットやSNSを通じて調査してきた。特にTwitter FilesやTikTokの廃止については、アメリカ合衆国における言論の自由との関わりから、様々な議論が交わされており、これについて調査してきた。またインターネットを通じた言論の流通の仕方は、ケーブルテレビを中心にした情報の流通と対立する傾向にあり、それらが建設的な交流の場となっていないことは、現在におけるメディア環境の問題であると言えるだろう。 そのような中で、どのような報道の伝え方がなされており、世論がどのように動いているか、あるいは動かされているように見えるかについて分析をし、主に第二次文献を参考にすることで、現状に適した読解のあり方を実験的に試してきた。事実を知ることがができれば、それをもとに報道の真偽を判断することができるが、現代において特定のメディアや情報源が事実を報道していると確信することは難しい。このような中で、どのような伝え方や読解方法が工夫されるべきかを問うてきたのが当該年度である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度の計画通りに先行研究の資料を集めることができ、それらをもとに考察を展開できているためおおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度において複合メディアにおける語りの新しい形式の成り立ちと技法を明らかにする。文学研究に加えイメージ文化の論考を参照しつつ、活字と映像が組み合わさることによって構成される語りの特徴を分析していく。どのような語りの形式が新聞、テレビ、ラジオからインターネットへと引き継がれつつ、更新されてきているかを検証するために、視聴者数を集めるニュース番組における語られ方を分析する。特に近年広く知られるようになったインターネットを中心にする番組を中心に、個別のジャーナリストや政治解説者の報道のあり方を研究対象とする。
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