Project/Area Number |
23K12151
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
|
Research Institution | Utsunomiya Kyowa University |
Principal Investigator |
石崎 達也 宇都宮共和大学, シティライフ学部, 非常勤講師 (30908322)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
|
Keywords | 英語 / 母音 / 音声学 / 外国語教育 / 言語学 / 日本語 / 緊張性 / 発音 |
Outline of Research at the Start |
母音の緊張性に関しては、定量的尺度による定義がこれまでに存在していない。申請者は母音の持続時間内における緊張性の間接的な可視化の手法を確立し、統計的に有意差を示す緊張性に関する物理量が存在することをこれまでに明らかにした。本研究の目的は、すべての英語母音が示す緊張性の定量化を行い、その挙動を明らかにすることである。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、音声学において今後発展的に研究が行われることが期待され、その挙動や定義が現時点で完全に明らかとなっていない2つの主要な特性「母音のフォルマント移動と緊張性」に関するものである。緊張性については、これまで緊張及び弛緩の2通りに区別されて離散的に議論されることがほとんどであり、いかなる言語においても定量的尺度による定義はこれまでに存在していなかった。 研究代表者はこれまでに、緊張性の指標を第1フォルマント周波数の角度θ1とし、母音の緊張性を「緊張又は弛緩」の2通りで区別するのではなく「連続的な数値」で定量化できることを明らかにしている。したがって本研究は、言語学における母音の緊張性に関する初めての定量的および包括的な研究という位置づけとなる。 本研究の目的は、上述の手法を用いてすべての英語母音が示す緊張性の定量化を行い、その挙動を明らかにすることである。 現時点での観測結果は、英語母音/ae/,/A/に関するフォルマント角度θ1は、統計的に有意差のある母音の緊張性の指標の一つとして捉えることができることを示唆している。石崎(2022, 2023)は、英語の緊張・弛緩母音/i/,/I/及び/u/,/U/に関するフォルマント角度θ1が同様に統計的に有意差のある母音の緊張性の指標の一つとして捉えられることを既に主張しており、フォルマント角度θ1は上述の母音を音質の観点で区別する上で重要な物理量であると考えることができる。したがって「フォルマント角度θ1の1次元マップ」は、英語母音/ae/,/A/の発音教育に関するコンピュータ支援(CALL)やe-learningで使用可能となる、新たな音声学的な特性のデータとなり得るといえる。 上述の観測結果およびその検証を通して、日本語話者向けの英語母音/ae/,/A/の発音手法の検討及び実践的検証を進めているところである。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
英語母音/ae/,/A/に関する緊張性の定量解析を行う上で、フォルマント角度θ1の観測は概ね順調に進めることができている。日本語話者向けの英語母音/ae/,/A/の発音手法の検討及び実践的検証も概ね順調に進めることができている。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度では主に、未観測である英語母音の緊張性に関する定量解析を行う。どのような緊張性 θ1, dZn(t)/dt, d2Zn(t)/dt2 の挙動がみられるのかを明らかにしていく。 2025年度では主に、日本語話者向けのすべての英語母音の発音手法を検討し、母音の緊張性を利用した教育分野への貢献が可能であるかについて明らかにする。
|