Project/Area Number |
23K12201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02080:English linguistics-related
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
佐藤 明彦 拓殖大学, 国際学部, 教授 (20328016)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 英語教育 / 留学生教育 / 音素認識 / 音韻論 / 音声学 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、アジア圏出身の留学生、および日本人学生の英語音素認識について、テストを実施しデータを検証することで、国別の学習者の英語音素認識における困難点を明らかにすることを目的とする。そして、日本の高等教育機関での音声指導時に活用できる、留学生、および日本人学習者のための指導書を作成する。 なお、主な研究課題について次の3点を挙げる。① 大学で学ぶ留学生が英語音素を認識する上で苦手とする音素を特定・序列化する。② 大学で学ぶ留学生が英語音素を認識する時に困難となる負の要因を分析する。③ 英語音素認識の特徴について、大学で学ぶ留学生と日本人学習者との相違点を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、外国人留学生および日本人学習者の英語音素認識について考察し、英語指導者が活用できる指導書を作成して公表することである。英語学習者の聴く・話す能力を向上させる音声指導においては、最小の音の単位である音素の認識が重要となる。これは英語の音を正しく聴き取るため、また、発音時に音を正確に再生するプロセスに不可欠だからである。以上のような見解からスタートした研究であり、多角的に考察を進めている。2023年度における研究実績については、以下の事項が挙げられる。(1) 文献およびインタビューにより、外国人留学生の出身国の言語音素を特定し、英語音素との対照をおこなった。これにより各国別に存在する音素の特定につながった。(2) 2023年7月に152人の大学生を対象にミニマルペアを用いた音素認識テストを実施した。このテストは同等のプラットフォームを使用して他の音素認識の傾向も検証可能である。(3) 「Effect of Phonetic Symbols on Japanese Learners’ Recognition of English Vowels」を『JALS 5』より発表した。この論文で提示した研究手法は本研究に活用される。(4) 他大学の研究者とのミーティングにより、本研究の方向性を確認した。これにより本研究の実施計画を調整することができた。今後、2023年度の実績を明文化しながら本研究を進める予定である。特に、外国人留学生の音素認識に重きを置き、異なる言語背景を持つ学習者の音素認識を解明し、より効果的な指導手法について考察する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
進捗状況を概観すると大きな研究の遅れなどは認められない。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、計画に沿って研究を進める。また、これまでの研究内容についてホームページ等での提示を計画している。
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