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日本語学習者の合意形成談話における不同意表明の特徴

Research Project

Project/Area Number 23K12213
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 02090:Japanese language education-related
Research Institution防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群)

Principal Investigator

久保 亜希  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 准教授 (70846873)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2030-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywords合意形成談話 / 日本語学習者 / 合意形成 / 不同意 / 話し合い
Outline of Research at the Start

日本語学習者は合意形成談話において、どのような特徴があるのか4点について検討をする。
①提案に対してどのように不同意を表明するのか。
② ①は対話者との親疎関係、上限関係によって異なるのか。
③ 提案に対する不同意表明をどのように理解するのか(どの程度反対の度合いが強いと感じるのか)。
④ 対話者が自分の提案に同意していないと判断した場合、どのように発話を返すのか。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では英語、中国語、ベトナム語を母語とする日本語学習者の合意形成談話における不同意に注目し、日本語母語話者と日本語学習者の異同を明らかにすることを目的としていた。特に、対話者との親疎関係、上下関係等の関係性をコントロールした調査を行うことで、学習者が実生活でどのような問題に直面しうるのかを明らかにし、日本語学習者に対する教育、教材開発への貢献を目指していた。
しかしながら、2023年度に勤務校を異動したため、まず、以前計画していた研究計画が進められる環境なのかの確認をすることとした。研究計画では、先輩と後輩、学生と教員など、上下関係を操作した調査を日本人学生、留学生を対象に行うこととしていたが、現在の勤務校は士官候補生学校ということもあり、先輩と後輩の上下関係が厳しく、一般の大学生とは異なる特徴が現れる可能性が高いことがわかった。また、学生は学外でのアルバイトなどを行えず、そこでの上下関係を操作することも難しいことがわかった。そのため、上下関係を操作した調査を行っても、一般の日本人学生、留学生に一般化することができないと判断した。
また、当初の想定では、日本で留学生、来日者が多い、中国語母語話者、ベトナム語母語話者を対象とすることとしていたが、現在の勤務校では中国語母語話者がおらず、タイやカンボジア、ラオスからなど、当初想定していなかった留学生が多く在籍していたため、調査対象者を変更することとした。
以上のことから、本研究では上下関係を調査を取りやめ、親疎関係、および提案内容の性質を操作し、ベトナム語母語話者・タイ語母語話者の国別の相違を明らかにすることを目的とし、研究計画の再考を行うことにした。現在、それぞれの国の合意形成談話における特徴を文献調査から精査し、実験計画を立てている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

勤務校で留学生を対象とした調査を想定して実験計画を立てていたが、2023年度に勤務校を異動し、留学生の特性が大きく変わったため、研究計画の変更が必要となった。当初の実験計画では、先輩や教員との関係といった上下関係の操作を行う予定としていたが、現在の勤務校は士官候補生のための学校であり、教員や先輩との関係が特殊であった。また、学生が公務員であるため、アルバイトなど学外での人間関係もなく、当初予定していた研究計画が行えなくなってしまっため、今年度は研究計画の見直しを行った。
また、異動に伴い、研究に必要なパソコンやビデオ等を移動させようとしたが、セキュリティ上それが叶わず、新しく購入する必要が生じた。購入にも数ヶ月を要し、研究環境を整えるために多くの時間を費やす必要があった。
以上のことから、予定していた通り研究が進められなかった。

Strategy for Future Research Activity

現在、再考した研究計画をもとに、調査計画を立てているところである。今後、調査計画が妥当か、パイロット調査を行ったのち、日本人を対象とした調査、留学生を対象とした調査を実施する予定としている。
しかしながら、現在妊娠中であり、今年度は途中から産前産後休業、育児休業を取得する予定であるため、調査の実施は復職後を計画している。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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