Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究は、1953年から1955年にかけての日米安保体制について、安保改定に向けた動きが加速する1950年代後半との相違に留意しながら、日米豪政府の公文書を中心とした一次史料の分析を通じて解明する。豪州の対日政策や米国の多国間同盟政策という、アジア太平洋の安全保障の文脈から捉えなおすことにより、日米二国間関係を超えた国際関係史として日米安保体制を理解することを目指す。