Project/Area Number |
23K12529
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
寺本 直城 拓殖大学, 商学部, 准教授 (10755953)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 経営組織論 / 情報セキュリティ / CSIRT / 組織コミュニケーション / 心理的安心 / 経営組織 |
Outline of Research at the Start |
本研究では情報セキュリティに関係する人々の実践や相互行為に着目しながら,情報セキュリティを強化するのに有効な組織コミュニケーションとその現象の過程を明らかにする. 感染症の蔓延や多くの国を巻き込む国際紛争等に連動し,サイバーインシデントの件数やその被害額が増加している.このような現状から,人々が情報セキュリティの「専門知を重んじ」「心理的安全性」をもって業務を行うために,組織のマネジメント層や情報の専門部署と現場のメンバーの有効な組織コミュニケーションが必要となる.本研究では,日本企業における情報セキュリティ強化のための有効な組織コミュニケーションのあり方を経営組織論の観点から探索する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,経営組織内における組織成員の心理的安全性に着目し,経営組織における情報セキュリティ体制をより強固なものにすることを目的としている.情報セキュリティ体制は一般的に多層的であり,それぞれの層においてそれぞれの心理的安全が要求されるのではないかと考えられる.また,同時に心理的安全を醸成するための組織内のコミュニケーションの在り方についても考察することを目的としている. 令和5年度は,主に理論的研究および資料収集を行った.実際に,情報セキュリティ体制にかかわる人々の会合に出席し,参与観察を行ったり,インタビューをおこなったりした.同時に,文献収集を行い,既存研究から心理的安全と組織の情報セキュリティ体制の関係や,情報セキュリティにおいて必要とされる組織内のコミュニケーションについて考察を行った.また,組織の在り方について別の産業にも注目し,インタビューを行った. 令和5年度は,本研究に関係する論文1本「スマートロースターと焙煎士の相互行為を通した新製品開発の可能性」の執筆に関与した.また,関連する研究として国際学会において3報,国内学会において1報の発表を行った.関連する論文については,組織に関係する人々が,どのように相互行為しているかに焦点が当てられており,本研究の主眼でもある「心理的安全性」というキーワードに整合的である.その意味で,本研究は情報セキュリティ体制に直接的な関係があるわけではないが,心理的安全とそれを醸成する組織内のコミュニケーションの在り方を議論した研究であったといえる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
情報セキュリティ体制とは異なる分野における分析が先行してしまい,本研究の主眼にある情報セキュリティ体制についての分析に遅れが生じている.他方で,令和5年度は,理論的研究や情報収集に当てられる期間であったため,致命的な遅れが生じているわけではないことから,「やや遅れている」と評価できる. 特に理論的研究については,計画通り進捗している.その一方,情報収集については,常に進化している業界特性に鑑みても,現状を正確にギャッチアップできているとは言えず,進捗に遅れが生じている.
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度については,まず令和5年度に積み残している情報収集を継続して行う.これについては,引き続き文献での調査に加え,実務家へのインタビューや実務家からのレクチャーを受けて実施する予定である.さらに,それらを踏まえ,令和5年度に行った理論的研究を土台に,分析に取り掛かる.それらの結果については,都度,学会での報告を行う予定である.
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