Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ストレスの多い対人関係は、円滑なコミュニケーションを阻害し、パワーハラスメント(以下パワハラ)に繋がる可能性がある。しかし、パワハラについての研究は少なく、その低減に有効な施策を提言するまでに至っていない。そこで、本研究では組織機能阻害行動研究の枠組みを応用し、労働者の自己愛を考慮しつつ、彼らがどのようにパワハラに至るか、また、どのようなサポートがその低減に有効であるかを、自己本位性脅威モデルを用いて検討する。具体的には、パワハラに至るまでのプロセスを質的、量的調査により解明した上で、パワハラの低減に有効なサポートを検討し、最終的にパワハラを低減させるための施策提言を目指す。