Project/Area Number |
23K12637
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
野村 健太 目白大学, 保健医療学部, 専任講師 (10749120)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 社会参加 / 社会活動 / 孤立予防 / 孤独予防 / 介護予防 / 社会的孤立 / プログラム / 高齢者 / 男性 / 地域 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,地域在住の男性高齢者が興味のある社会活動を選択し習慣化する戦略を学ぶことを特徴とした集団プログラムの効果を,対照群を設けた介入研究にて検証することである.地域在住高齢者が孤立せず,地域で活き活きと暮らすには,社会活動を行うことが重要とされている.社会活動の1つの場である住民主体の通いの場は2015年から2倍に増加しているにも関わらず,男性高齢者は女性高齢者に比べて社会活動を行わず,社会的孤立,フレイル,生活の質(QOL)低下に陥っている.申請者は既にニーズ調査をもとに暫定版プログラムを作成し,有益な効果を認めたため,本申請はプログラム開発の締めくくりを行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
6月に学会発表を行った。学会テーマが社会的孤立だったため、有意義な知見が得られた。また、学際的な学会であったため、作業療法分野ではない研究者から発表演題について貴重な指摘をもらうことができた。さらに、本研究テーマと同様のテーマを研究している研究者から当該介入研究の申し入れがあり、後述する介入研究に見学に来ることになった。 9月に海外視察を行った。米国ハワイ州における日本人・日系アメリカ人の社会参加・社会的孤立について講演し、ディスカッションを行った。ハワイにおける文化的・歴史的な背景が影響しており、得られた知見をそのまま日本に適用することは難しいと考えられるが、知見を広げることができた。2024年11月の国際学会・国際シンポジウムにつなげていきたい。 1月から3月に3ヶ月間の介入研究を墨田区において行った。申込者は6名だったが、最終的な修了者は4名だった。天候に恵まれず、12回構成のプログラムは1回が中止となり、11回の実施となった。研究協力者との計画・準備は2024年の1月から行っており、研究協力者と良好な関係を築くことができ、スムーズな企画・運営ができた。マニュアル作成のための資料収集も同時に行い、ビデオデータを残すことができた。年度末にプログラムが終了したため、研究協力者との振り返りは2025年度へ持ち越しとなった。2025年度のプログラム実施は未定であるが、墨田区の別の地域包括支援センターが興味を示している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該研究費受託前から準備をしているため、概ね順調に進展した。
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Strategy for Future Research Activity |
介入研究において、5月に昨年度の振り返りの会議をステークホルダーと行う予定である。そこで、詳細な報告を行い、2024年度の年間計画の提案をすることが今年度の実績の鍵となると考えている。11月には、国内で行われる国際学会および国際シンポジウムにて登壇・発表するため、その準備も夏ごろから行う予定である。 全体的な計画は研究協力機関と相談しながら進めているが、大きな変更はない。2025年度は2024年度に算出したサンプルサイズに到達するまで、ランダム化比較試験を繰り返し実施する。また同時に、長期効果を検証するために追跡調査を実施する。2026年度は論文化とマニュアルの整備・普及を行う。また、引き続き追跡調査を継続する。
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