Project/Area Number |
23K12640
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
山本 真知子 大妻女子大学, 人間関係学部, 准教授 (10771199)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 里親家庭の子ども支援 / ピアアドボカシー / ピアサポート / 子どもアドボカシー / 里親家庭支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、2016年の児童福祉法改正等により、様々な政策が進められてきている里親制度における子ども支援に着目した研究を行う。これまで国内の里親支援に関する研究や実践は主に里親に対する支援が中心であり、里親家庭の子どもの支援の検討は十分に行われていない。本研究において、国内外の他分野や他領域で行われている子ども支援の取り組みを調査し、里親家庭で生活した経験者へのインタビュー調査をすることによって里親家庭の子どもの必要な支援を明らかにすることを目的とする。多角的な視点から子ども支援を俯瞰することにより、他領域の支援を里親家庭の子どもの支援に応用し新たな支援方法を明らかにすることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
【2023年度の計画と実績:1年目】 事前の計画では、「国内における子どもの支援、ピアサポートやグリーフ、アドボカシーといった視点のある支援を視察、調査し、その支援の具体的な方法や課題を明らかにする。」「里親家庭において生活をしたことのある元委託児童、実子、養子が、里親家庭で生活する中で必要だったと考える支援を明らかにする。」ことを目的にした。今年度は①国内のピアサポート、子ども支援を行っている団体への調査を行うこと②里親家庭で育ったことのある経験者が里親家庭で生活する中でどのような支援が必要だったのかの調査を行うことの2点を計画に挙げた。 実績として、①の国内のピアサポート、子ども支援の団体への調査は、ヤングケアラー支援団体、里親家庭の子どもの支援等を行っている合計4団体へのヒアリング調査を実施した。資金や人材に関する課題や支援内容についての内容を主に情報収集を行った。②の経験者へのインタビュー調査は主に里親家庭で生活した経験のある元委託児童計4名に行った。里親家庭での生活の中での支援内容等についてお聞きした。 その他、グリーフケアや子ども支援、子どもアドボカシーの情報収集や発表等で日本心理学会、子どもアドボカシー学会、日本虐待防止学会に参加し、心理学、教育学等、近接領域からの情報収集を行った。また、社会的養護の経験者の集まりにも参加することができ、経験者の方からの制度の課題や支援のあり方などについて意見を聞く機会を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通りおおむね順調に進展している。 2023年に行う予定であった一部国内の調査のうち、日程調整の関係で年度内の調査の実施が一部できなかったため、2024年度に実施する予定である。経験者へのインタビュー調査は当初から2年間かけて行う予定であり、1年目に行う予定としていた調査に関しては概ね実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は国外の調査を中心に行う。国外は2ヵ国の子ども支援に関する調査を行う予定である。また2023年度に実施できなかった国内の調査、経験者への調査も併せて行っていきたいと考えている。
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