Research on Differences and Mechanisms in School Social Workers' Support Styles: A Comparison of Working Hours and Environment
Project/Area Number |
23K12647
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
藤本 啓寛 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教 (00962086)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | スクールソーシャルワーカー / 支援スタイル / 勤務時間 / 勤務環境 / バリアンス・メカニズム / タイムスタディ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、学校において福祉的な支援を行うスクールソーシャルワーカー(SSW)の支援スタイルが、各学校における勤務時間・環境の違いによってどのように異なるのか、その相違と機序を明らかにするものである。支援の方法やタイミング、支援期間・ケースの傾向・立ち位置といったSSWの支援スタイルは、各学校にどれだけの勤務時間を充てられるのか、またどのような学校種・学区なのかといった勤務環境に影響を受けると考えられる。そこで本研究では質問紙調査と参与観察調査を用いて、SSWがいつ・どこで・誰と・何をしたかをデータ化するタイムスタディを行い、SSWの活用に向けた政策提言に役立つ知見の産出を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究初年次となる2023年度は、スクールソーシャルワーカーの支援スタイルや勤務時間・環境に関わる文献研究、ならびに質問紙の作成に必要な参与観察調査を行った。 まず文献研究に関しては、スクールソーシャルワーカーの支援スタイルに影響を与える要因に関して、文献を探索して明らかにした。また支援スタイルをどのように明らかにするのかについて、スクールソーシャルワーカー以外の専門職を対象としたタイムスタディ研究をもとに整理・検討した。 次に参与観察調査については、本研究の基礎調査にあたる2022年度の調査に協力いただいたある小学校に勤務するスクールソーシャルワーカーに追加での協力を仰ぎ、学校長の許諾を得た上で、スクールソーシャルワーカーの支援に11日間断続的に参与し、いつ・誰と・どのように時間を用いているのかに関して1分単位で記録を行った。文脈がわからず、何をしているのかがわからない点に関しては都度スクールソーシャルワーカーに聞きながら記録を修正し、各観察日以降漸次的にそれらをデータ化した。この作業を行うことで、細かくスクールソーシャルワーカーの支援スタイルを明らかにすることができ、それよりも大枠で調査することになる質問紙調査の基礎資料とすることができた。 また2023年7月16日に実施された日本学校ソーシャルワーク学会第17回岡山大会にて、2022年度の研究成果を2023年度の文献研究をもとにさらに発展させ、「学校単位の勤務時間で働き方はどのように変わるのか スクールソーシャルワーカーに対するタイムスタディ調査の基礎分析」と題した口頭発表を行うことができた。これにより、当日部会に参加した参加者より発表内容に対するフィードバックを得ることができ、その後の研究の方向性の修正を行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた参与観察調査を行うことができたほか、研究成果を学会大会で発表することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
こんご、参与観察調査を通じて得られたデータをもとに首尾よく質問紙を開発し、全国単位での質問紙調査を実施する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)