地域高齢者における地域活動への参加を止める関連要因の解明

• Project/Area Number: 23K12676
• Research Category: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Review Section: Basic Section 08020:Social welfare-related
• Research Institution: Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology
• Principal Investigator: 伊藤 久美子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (80794453)
• Project Period (FY): 2023-04-01 – 2027-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2023)
• Budget Amount: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000); Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000); Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000); Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
• Keywords: 地域活動 / 地域高齢者 / 中断

Outline of Research at the Start

本研究では地域活動への参加を止めた者を地域高齢者のコホートにおける郵送調査によって把握し、ネガティブな地域活動の中断が認められた者に対してインタビュー調査を行い、止めた理由や関連要因を質的に探索する。さらに、その結果をもとにネガティブな地域活動中断の関連要因を郵送調査によって量的に検討し、地域活動への参加を止めることに関連する身体的、心理的、社会的要因を定量的に明らかにすることで、より長く地域活動へ参加し続けられる仕組みや支援方法を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

高齢者の地域活動への参加が健康寿命の延伸につながるというエビデンスは多数ある。しかし、それまで参加していた地域活動への参加を止める者も存在する。地域活動を止める高齢者がどの程度存在するか、その理由は何か詳細に調査した研究は皆無である。地域活動を止めたことが新たな活動への参加ではなく身体的、心理的、社会的な問題であった場合、対処策を講じることは地域活動へ長く参加するために有用だが、そのようなネガティブな地域活動の中断の関連要因は検討されていない。本研究では、フェーズ1で地域活動への参加を止めた者を地域高齢者を対象とした郵送調査によって把握し、フェーズ2でネガティブな地域活動の中断が認められた者に対してインタビュー調査を行い、止めた理由や関連要因を質的に探索する。フェーズ3・4ではフェーズ2の結果をもとにネガティブな地域活動中断の関連要因を郵送調査によって量的に検討し、地域活動への参加を止めることに関連する身体的、心理的、社会的要因を定量的に明らかにすることで、より長く地域活動へ参加し続けられる仕組みや支援方法を検討する。
2023年度は、フェーズ1において研究準備を進行したが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で活動を休止しているグループが多かったため、調査を次年度以降に延期して実施することとする。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染症の流行後、活動を休止したグループが多く、2023年度においても活動を再開していたグループが少なかった。これらの状況を考慮し、2024年度以降に活動状況を確認した上で、郵送調査・インタビュー調査を行うこととする。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、まず調査フィールドの地域活動の活動状況を把握する。その後、調査フィールドとの調整を行い、郵送調査・インタビュー調査の準備を進める。