Project/Area Number |
23K12694
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Niigata University of Rehabilitation |
Principal Investigator |
丁子 雄希 新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 准教授 (70820083)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 箸 / 児童 / アプリケーション / 子ども |
Outline of Research at the Start |
本邦では,食に関する国民の価値観や暮らしのあり方の多様化により,世界が注目する日本の和食文化を,次世代の子どもたちに継承することが困難となっている.特に,和食文化の根幹を支える箸教育については,社会のデジタル化に対応した第4次食育推進基本計画を踏まえ,喫緊に取り組むべき課題である.しかし,現状では,従来からの親から子への箸教育が希薄化したことに加え,難易度の高さや支援者の介入スキルへの依存により,解消には至っていない.本研究では,持続可能な社会の実現のために,新たな支援箸とアプリケーション用いて,箸操作支援プログラムを開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
1.本研究の背景と目的:本邦では,食に関する国民の価値観や暮らしのあり方の多様化により,世界が注目する日本の和食文化を,次世代の子どもたちに継承することが困難となっている.特に,和食文化の根幹を支える箸教育については,社会のデジタル化に対応した第4次食育推進基本計画を踏まえ,喫緊に取り組むべき課題である.しかし,現状では,従来からの親から子への箸教育が希薄化したことに加え,難易度の高さや支援者の介入スキルへの依存により,解消には至っていない.そこで,本研究では,新たな支援箸とアプリケーションを用いて,箸操作支援プログラムを開発し,その有効性を検証することである.
2.進捗状況について:令和5年度は,新潟県村上市全域の小学1年生を対象に,箸の持ち方の実態調査と手の姿勢推定モデルを用いた箸操作時における持ち方分析を行った.得られた結果から,アプリケーションの試作版が完成し,85.1%の精度が確認された.研究成果は,論文にまとめ,現在,国際誌に投稿中である.支援箸の開発については,企業と共同して作成を進めている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アプリケーションや支援箸の開発については,ユーザーのニーズを踏まえ,機能や精度を高めている段階にある.
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Strategy for Future Research Activity |
今後,アプリケーションと支援箸の開発の目処が立ち次第,対象児童に試験的に導入し,成果や課題を確認する.
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