Project/Area Number |
23K12699
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Yasuda Women's University |
Principal Investigator |
岩城 朱美 安田女子大学, 家政学部, 准教授 (30912240)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 睡眠 / 皮膚画像 / 室内環境 / 空気質 / 画像解析 / 気流 / 室内空気質 / 皮膚肌理画像 / 皮膚 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,快眠に起因する室内の空気質環境を調査し,温熱環境以外の要因が睡眠に及ぼす影響を明確にし,快適な睡眠環境条件と皮膚への影響を明らかにするための基礎的知見を得ることを目的とする。 ①自宅における睡眠環境実験:窓開閉や空調機制御を行った室内の空気質環境について比較検討する。 ②起床後の皮膚画像撮影,皮膚の数値化による定量評価:睡眠と皮膚画像解析結果を結びつけ,要因となる室内環境を確認する。 以上を明らかにすることで,睡眠環境を最適化する技術の構築と,予防的介入の一助となることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、快眠に起因する室内の空気質環境を調査し、温熱環境以外の要因が睡眠に及ぼす影響を明確にし、快適な睡眠環境条件と皮膚への影響を明らかにするための基礎的知見を得ることを目的とする。皮膚と睡眠、ほか生理量、室内環境要因との関連性について明らかにすることを最終目標とし、研究を行う。同時に、室内空気質環境が睡眠に及ぼす影響についても調査を行う。皮膚と室内空気質環境との関連性については十分な検討がなされておらず、検証する意義は極めて大きいと考える。 令和5年度に実施した研究成果は大きく分けて、条件決めのための室内環境の検討と研究に関する情報収集に分けられる。 ①室内環境実験:令和5年度は事前環境調査として、自宅における室内環境実験を行った。夏期と冬期において、窓開閉や空調機制御を行った室内の空気質環境について比較検討し、本実験に向けた条件を検討した。夏期は空調を制御する方法と窓開閉を検討し、CO2濃度の違いについて確認した。冬期については空調制御のみとなるが、CO2濃度が高くなる空調制御について検討した。予定していた睡眠時に装着する機器については、令和6年度に検討を行う。また、令和6年度は中間期の窓開閉実験を追加し、被験者実験を行う予定である。 ②情報収集:事前環境調査として、環境要因以外の因子、特に生活要因について関係する学会やシンポジウム、他分野の講演会に参加し、情報収取を行った。新たに得られた知見を参考に画像解析の検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画で3年度計画であったため、予定通りではあるものの、やや遅れてしまっている。研究遂行に関しては、被験者募集を行い、実験の準備を進めている。令和6年度で十分な数が集められると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度前半では、被験者の募集を行うとともに、数が揃い次第実験を開始する。すでに室内環境実験で条件については検討しているが、皮膚画像に関しては、中間期に実験を行い、それぞれ解析を行う。皮膚画像解析は、すでに他研究で行っているので、技術的には何ら問題ない。唯一の問題点として考えられるのが、皮膚画像が撮影できた被験者数が目標数に達しない場合だが、これに関しても既に、夏期と冬期に追加の実験を行うことで、 問題は解決できると考えられる。
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