Project/Area Number |
23K12709
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
Norjin Dulamjav 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 研究員 (80975003)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 授業研究 / 教育借用 / 比較授業分析 / Lesson Study / モンゴル |
Outline of Research at the Start |
本研究は、モンゴルにおける「教育借用」としての日本型授業研究が「外在化」に始まり「再文脈化」から「内在化」に移行していく過程を、2013年に設立されたモンゴル授業研究会の10年間の活動を素材として検証することを通して、被支援者であるモンゴル側の視点を通して、日本型授業研究の意義と可能性を受入国側から逆照射することにより、教育借用の理論に新たな視点を提供しようとすることをめざす。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、(1)海外調査、(2)国内調査、(3)国際・国内学会等での研究報告を行った。(1)海外調査では、①モンゴル授業研究学会10周年記念シンポジウムへの参加および関係者へのインタビュー調査(5月)、②モンゴル国立教育大学での研究セミナーの開催および関係者へのインタビュー(8月)、③マレーシア国立大学およびマレーシア教育科学省での関係者へのインタビュー調査および国立小学校での研究授業にもとづく比較授業分析(3月)を実施した。 (2)国内調査では、過去のJICAモンゴル授業研究プロジェクトの関係者へのインタビューを実施した(東京学芸大学・6月、東京学芸大学・7月、静岡大学・10月)。 (3)国際・国内学会等での研究報告は、①日本教育学会2023年度大会での自由研究報告およびワークショップでの報告(東京都立大学、8月)、②日本教育方法学会2023年度大会の自由研究報告およびワークショップでの報告(慶應義塾大学・10月)、③世界授業研究学会2023年度大会(World Association of Lesson Studies)での研究報告(11月、オランダ)、④マレーシア教育科学省での講演(招待講演、3月)を行った。 今年度の研究により、①モンゴル授業研究会の10年間の軌跡および成果・課題、②JICAモンゴル授業研究プロジェクトの立ち上げの経緯、③モンゴルとマレーシアの授業研究の展開過程の差異を明らかにすることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に計画していた海外調査、および国内調査を予定通りに実施することができた。とくに、モンゴル授業研究学会10周年シンポジウムでは、モンゴルにおける授業研究の10年間の軌跡、およびその成果・課題に関する資料を収集するとともに、関係者へのインタビューを行うことができた。また、国内調査では、JICAモンゴル授業研究プロジェクトの立ち上げに関わった専門家たちにインタビューを行うことができた。 国際・国内学会等での研究報告も予定通りに実施することができ、報告に対して様々な助言を得ることができた。 そのため、1年目の研究は、おおむね順調に進展したと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目の研究では、(1)海外調査、(2)国内調査、(3)国際・国内学会等での研究報告、(4)研究論文の執筆を行う予定である。 (1)海外調査では、①イギリスでの調査(9月)、②モンゴルでの調査(11月)を行う予定である。 (2)国内調査では、授業研究の海外展開に携わっている関係者へのインタビュー調査を行う予定である。 (3)国際・国内学会等での研究報告では、①日本教育学会2024年度大会での研究報告(8月、名古屋大学)、②世界授業研究学会での研究報告(9月、カザフスタン)、③世界教育学会でのポスター報告(9月、イギリス)、④日本教育方法学会での研究報告(10月、北海道大学)を行う予定である。 (4)研究論文の執筆では、これまでの研究成果にもとづき国内の学術雑誌、および国際的な学術雑誌に研究論文を投稿する予定である。
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