Project/Area Number |
23K12774
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
鈴木 麻希 県立広島大学, 地域創生学部, 助教 (50801685)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 食に関する指導 / 栄養教諭 / 食育の視点 |
Outline of Research at the Start |
学校教育における食育は,給食の時間と教科等の指導を相互に関連させ,栄養教諭を中核に学校全体で推進することが求められている。また食に関する指導の手引には,児童生徒に育成する食に関する資質・能力が6つの「食育の視点」として示されている。本研究では,教科等における食に関する指導において,食育の視点のうち,児童生徒の「他者との共生に必要な資質・能力」である感謝の心,社会性,食文化の資質・能力を育むための学習内容を明らかにするため,その課題を抽出し,各教科等の特質を活かした学習内容を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
学校教育における食育は「食に関する指導」として、給食の時間と教科等の指導を相互に関連させ、栄養教諭を中核として、学校全体で推進することが求められている。そして、具体的な指導方法を示した「食に関する指導の手引」には、児童生徒に育成する「食」に関する資質・能力が「食に関する指導の目標」および「食育の視点」として示されている。 申請者はこれまでの研究から、食育の視点のうち、「他者との共生に必要な資質・能力」である「感謝の心」「社会性」「食文化」の育成指導が教科等において少ないことを確認し、各教科等の特質を活かして、「感謝の心」「社会性」「食文化」の学習内容を意図的に組み込むための検討が必要であると考えた。 2023年度は、教科等における食に関する指導において、食育の視点のうち、児童生徒の「他者との共生に必要な資質・能力」である「感謝の心」「社会性」「食文化」を育むための学習内容を明らかにすることを目的として、以下の研究を行った。「各教科等の学習内容と食育の視点の照合」として、学習指導要領解説から食に関する教育内容を抽出し、各教科等の特質と食に関する教育内容の関連を考察するため、テキストマイニングの分析手法や条件等を検討すると同時に、教育内容、キーワード等の抽出を行った。また、教科書および指導用教科書から、「感謝の心」「社会性」「食文化」を育成可能な教科等、単元、内容等について検討を進めた。さらに、広島県教育委員会が県内栄養教諭を対象に行っている「食に関する指導実績調査」の解析結果との照合により、「感謝の心」「社会性」「食文化」の指導が既に行われている教科等、単元等と、指導が行われていない教科等、単元等を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究採択後、申請者の病気療養が必要となったため、研究作業に専念できる時間を充分に確保することができなかった。そのため、2023年度に計画していた「各教科等の学習内容と食育の視点の照合」を計画通り遂行することができず、とくに、テキストマイニングの分析手法や条件等の検討に想定以上の時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
「現在までの進捗状況」で記載した通り、2023年度は申請者の病気療養により、研究作業に専念できる時間を充分に確保することができず、次年度使用額が生じている。翌年度分として請求した助成金と合わせて、図書や解析ソフト等の購入等に充てたいと考えている。
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