Task design for promoting defining in a construction of mathematical structure
Project/Area Number |
23K12778
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
|
Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
村田 翔吾 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 助教 (50909471)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 数学教育 / 数学的探究 / 定義活動 / 教材開発 / 体系構築 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,生徒が複数の数学的概念の関係を考察しながら,自分自身で定義を構成,洗練していく活動である,数学的体系の構築における定義活動を促進するための教材群を開発し,その効果を検証することである。この目的を達成するために,デザイン研究の方法論を参考にすることで,理論と実践の往還を重視しながら,教材開発研究を遂行する。具体的には,中学校・高等学校教員の協力を得たうえで,長期的・継続的な視野から,活動を促進するための教材開発及び研究授業を実施し,得られたデータを質的に分析する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,生徒が複数の数学的概念の関係を考察しながら,自分自身で定義を構成,洗練していく活動である,数学的体系の構築における定義活動を促進するための教材群を開発し,その効果を検証することである。この目的を達成するために、本年度は主に以下の二つの課題に取り組んだ。 第一に、本研究の鍵概念である定義活動を促進するための教材を開発・検証したことである。具体的には、本研究が焦点を当てる文脈として、① 事柄の証明と論駁、② 数学的概念の拡張の二つを設定し、それぞれの文脈において定義活動を促進するための教材を開発した。そして、中学校教諭の協力を得て研究授業を実施することで、開発した教材には活動を促進するにあたって一定の効果がみられることを明らかにした。以上について、得られた知見を論文の形にまとめて学会誌に投稿し、査読を経て論文が受理、刊行された。 第二に、学校数学における体系化に関する基礎的考察を行ったことである。具体的には、局所的組織化(Freudenthal, 1971)を前提としたうえで、組織化の対象と水準を検討することで、学校数学における体系化を捉えるための枠組みを構築した。以上について、得られた知見を学会で口頭発表し、参加者の先生方から御質問・御意見を頂いた。 以上のように、本年度は当初の計画に対して研究課題を概ね順調に遂行することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」に記載したとおり、本年度は二つの課題に取り組むことができた。 第一の課題について、得られた知見を論文の形にまとめて学会誌に投稿し、査読を経て論文が受理、刊行された。 第二の課題について、学会発表において、構築した枠組みに関する御質問・御意見を頂き、枠組みを洗練するための着想を得ることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度は、構築した枠組みに基づいて、学習目標の設定及び教材開発を進めていく。並行して、学校数学における体系化に関する基礎的考察も継続していく。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)