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児童生徒の問題行動予防のための教員の支援力向上をめざしたビデオ教材・研修開発

Research Project

Project/Area Number 23K12816
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 09060:Special needs education-related
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

庭山 和貴  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (80805987)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywordsポジティブ行動支援 / 問題行動 / 生徒指導 / PBS / PBIS / SWPBS
Outline of Research at the Start

授業中の児童生徒の問題行動を予防し、授業参加を促すのに有効な方法について、複数の支援法の効果がこれまで実証されている。例えば、授業中に教員が一方的に話すのではなく、児童生徒が反応する機会を増やす(opportunity to respond: OTR)ことや、問題行動を注意するより適切な行動を称賛する回数を増やす(behavior specific praise: BSP)ことなどである。
本研究では、こうした児童生徒の問題行動予防に有効な支援法を教員が習得するためのビデオ教材開発と、それを活用した研修プログラム開発を行う。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、授業中の児童生徒の問題行動予防に有効な支援方法を教員が習得するためのビデオ教材開発と、それを活用した研修プログラム開発を行うことを目指している。
2023年度は、国内外の先行研究について文献レビューを実施し、授業中の児童生徒の問題行動を予防し、授業参加を促すのに有効な支援方法について、効果が実証されており、かつ日本の学校現場でも実施しやすいものを絞り込んだ。例えば、授業中に教員が一方的に話すのではなく、児童生徒が反応する機会を増やす(opportunity to respond: OTR)ことや、問題行動を注意するより適切な行動を称賛する回数を増やす(behavior specific praise: BSP)ことなどである。これら、ビデオ教材に含めるべき支援法の選定を行った上で、教材作成に協力して頂く教育委員会・学校現場との交渉を進めた。教育委員会との交渉は既に終えており、学校現場との交渉を進める段階に来ている。
また、授業中の児童生徒の問題行動を予防し、授業参加を促すのに有効な支援方法について、ビデオ教材以外のパワーポイント・スライド教材についても、国内外の文献や実践をもとに、実践例を豊富に盛り込んだものを作成した。この教材については、複数の教員研修で使用し、教材内容のわかりやすさ等について研修を受講した教員からフィードバックを受けた。これらのフィードバックをもとに、教材内容の改善を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ビデオ教材の作成について、当初予定していた通り、2023年度中にご協力頂く教育委員会との交渉を終えた。学校現場と交渉する必要はあるが、これも問題なく進展することが予想されており、研究計画全体としてはおおむね順調に進んでいると考える。

Strategy for Future Research Activity

今後は当初の予定通り、ビデオ教材のシナリオ作成を進める。これまでの文献レビュー等に基づいて選定した各支援法について、それぞれ10分以内に収まる内容で仮ビデオを作成する。この仮ビデオについて、学校現場の教員とポジティブ行動支援(PBS)を専門とする研究者の協力を得て、内容を改善する。最終的に完成した仮ビデオをもとに、本ビデオはビデオ制作会社に依頼して一般に配布できる形として仕上げる。本ビデオは、小学校向けと中学校向けの2パターン作成することを想定している。
さらに、作成したビデオ教材を活用した教員研修プログラムの開発を行い、その効果検証を行う。教員研修プログラムは、校内研修として実施できる構成・内容をめざし、またビデオ教材の視聴を含めて1時間以内で完結するものとする。効果検証の方法としては、研修プログラム受講後のアンケート調査によって実施することを計画している。さらに同意が得られた教員については、実際の授業中の行動観察を行い、ビデオ教材で扱った支援法(児童生徒が反応する機会を増やすことや、問題行動を注意するより適切な行動を称賛する回数を増やすこと等)を、教員がどれだけ実行できているか測定する。またこれも同意が得られた場合には、教員が上記の支援法を実践することによる児童生徒の行動変容について、行動観察データを収集する。これらのデータに基づいて、ビデオ教材を活用した教員研修プログラムの効果検証を行う。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)が行動上の問題に及ぼす効果2024

    • Author(s)
      庭山和貴
    • Organizer
      第23回日本トラウマティックストレス学会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 公立中学校におけるSWPBSの実装――ヘキサゴンツールを活用して――2023

    • Author(s)
      庭山和貴
    • Organizer
      日本LD学会第32回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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