Project/Area Number |
23K12868
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
山岡 明奈 沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (50882031)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 炎上 / 公正世界信念 / 炎上加担行動 / SNS |
Outline of Research at the Start |
本研究では「どうすれば炎上を防止できるのか?」という問いを解決すべく,正義感に着目して炎上に加担する行動(炎上加担行動)に至る心理的要因を明らかにし,炎上加担行動の防止策の検討を行う。 具体的には,研究1にて炎上加担行動を測定する心理尺度を開発し,研究2にて炎上加担行動に至る心理的要因を,正義感に着目して明らかにし,研究3にて炎上加担行動の防止策の開発を行う。 本研究は,炎上による行き過ぎた制裁や,誹謗中傷の被害を減らすための基礎的研究である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「どうすれば炎上を防止できるのか?」というリサーチクエスションを解決すべく,公正世界信念(善人は褒賞を受け,悪人は罰を受けるべきといった,世界は公正で安全な場所であり,人はその人にふさわしいものを手にしているという信念)に着目して,炎上に加担する行動(炎上加担行動)に至る心理的要因を明らかにし,炎上加担行動の防止策の検討を行うことを目的としている。具体的には,研究課題採択前に,一般的/個人的公正世界信念尺度の作成を行い,採択後1年目に炎上加担行動の心理尺度を作成し(研究1),2年目に作成した尺度を用いて炎上加担行動に至る心理的要因を明らかにし(研究2),3年目に炎上加担行動の防止策を検討する(研究3)計画である。 昨年度は1年目にあたるため,研究1を行い炎上加担行動尺度を作成する予定であったが,その前段階の一般的/個人的公正世界信念尺度の作成が滞ったため,一般的/個人的公正世界信念尺度の作成を行った後,研究1を途中まで実施した。具体的には研究1の予備調査を行い,炎上加担行動尺度の項目案を作成した。研究1の残りの部分である,炎上加担行動尺度の信頼性と妥当性の検討は今年度(2年目)に行う。予備調査の結果は,沖縄心理学会第48回大会で発表した。 炎上加担行動尺度が完成すれば,人々がなぜ炎上に加担するのかを量的に検討することができるようになる。また,他の心理的変数との量的な分析が可能になるため,そのような炎上加担動機を持つに至る心理的過程のモデル化が可能になると期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
採択前に完成する予定であった,一般的/個人的公正世界信念尺度の作成が滞ったため,研究計画が後ろにずれ込んでしまった。また,炎上加担理由(炎上加担行動尺度の項目案)を予備調査を行って自由記述で収集したが,想定よりも得られた自由記述が少なかったため,予備調査を複数回実施する必要が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
進捗状況は遅れているものの,計画通り進んでいるため,大きな計画の変更は行わない。今年度は,昨年度できなかった研究1の残りを実施し,研究2を遂行する。
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