Project/Area Number |
23K12885
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Hokuriku University |
Principal Investigator |
仲嶺 実甫子 北陸大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (10848021)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | コンパッション / セルフ・コンパッション / ソーシャルサポート / 学級集団 / マインドフルネス / 向社会的行動 / 学級介入 |
Outline of Research at the Start |
いじめ問題の解決やより良い対人関係を学校場面で築くことのできる学校環境づくりは,学校が児童生徒にとって健全な成長の場となり,より良い学校生活を送るために重要であると考える。本研究では,自他への思いやりの態度であるコンパッションの涵養を目的とした介入プログラム学級集団内を対象に実施し,対人関係の問題の改善やより良い対人関係づくりを目指す。具体的には,調査,実験によって,向社会的行動とコンパッションとそれに関連する概念であるマインドフルネスとの関連について検討する。そのうえで,向社会的な学級集団作りのためのコンパショントレーニングを作成し,学級集団を対象としてその効果を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
いじめ問題の解決やより良い対人関係を学校場面で築くことのできる学校環境づくりは,学校が児童生徒にとって健全な成長の場となり,より良い学校生活を送るために重要であると考える。本研究では,自他への思いやりの態度であるコンパッションの涵養を目的とした介入プログラム学級集団内を対象に実施し,対人関係の問題の改善やより良い対人関係づくりを目指す。具体的には,調査,実験によって,向社会的行動とコンパッションとそれに関連する概念であるマインドフルネスとの関連について検討する。そのうえで,向社会的な学級集団作りのためのコンパショントレーニングを作成し,学級集団を対象としてその効果を検討することを目的としている。 小中学校にてコンパッションとソーシャルサポート,道徳規範への非従事,学校適応感の関連を検討した。コンパッションとソーシャルサポートは学級集団において集団レベルの正の関連があることが示された。一方で,道徳規範への非従事に関しては,個人レベルの負の関連が認められたものの,集団レベルでの関連は認められなかった。ソーシャルサポートと学校適応感は集団レベルの関連が認められている。このことから,学級集団のコンパッションを高めることはソーシャルサポート,学校適応感を高めることにつながると思われる。加えて,小学校1校,中学校1校を対象に今年度は単回のコンパッションに基づく介入プログラムを実施した。プログラム参加者からは,自分が周りから得られているサポートへの気づきや向社会的行動の動機の高まりが感想としてられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コンパッションとソーシャルサポート,道徳規範の非従事,学校適応感の関連について今年度は調査研究を実施行う予定であり,その計画を達成することができた。当初の計画では今年度予定していなかった単回でのプログラムを実施することができ,本介入の予備的な知見を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
教育現場での調査,介入研究を引き続き行う。複数回の介入プログラムを実施し,学級でのコンパッションに基づく介入プログラムが学級のソーシャルサポート,学校適応感を変容し得るか検討する。加えて学会発表や論文投稿を行い研究成果の発表を進めていく。
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