うつの情動反応とメタ認知へのヨガの治療機序の解明: 心理・神経・生理学的観点から
Project/Area Number |
23K12903
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Tokai Gakuin University |
Principal Investigator |
塩田 翔一 東海学院大学, 人間関係学部, 講師(移行) (50834040)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | ヨガ / メタ認知 / 島 / オキシトシン / うつ / 背外側前頭前野 |
Outline of Research at the Start |
近年のメタ分析から,ヨガが抑うつ症状を改善させることが示されているが,その効果は十分ではない (Klatte et al., 2016)。この理由として,ヨガの瞑想や腹式呼吸が個人のメタ認知を向上させる作用機序については検討が進んでいるが (例えば,Arch & Craske, 2006),研究間のアーサナシーケンスの差異,ならびにそのメタ認知にもたらす作用の多くが不明であるため,治療効果のばらつきを生んでいる。以上を背景として,研究1ではアーサナシーケンスを複数開発し,それらと腹式呼吸,瞑想を組み合わせた構造化ヨガシーケンスが個人のメタ認知にもたらす効果を探索的に検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,次年度の介入研究を行うにあたり,その目的となるメタ認知の心理・生理学基盤の詳細な理解と,介入に用いる具体的なアーサナシーケンスの検討を行った.具体的には,ファンタジーとメタ認知の関わりにかかる神経・生理学的基盤を解明した,また,脊椎 (頸椎,胸椎,腰椎,骨盤) とその周辺にある自律神経を介した内分泌系が大脳にもたらす作用にかかる仮説を設定した.これらの仮説に基づき,頸椎,胸椎,腰椎,骨盤を効率よくエクササイズすることのできる三角のポーズ,三日月のポーズ,鷲のポーズ,安楽座,兎のポーズ,鰐のポーズ,胎児のポーズ,眠れる英雄のポーズ,屍のポーズからなる構造化アーサナシーケンス一ノ型を考案した.これらの知見はすでに国内外の学術雑誌へ掲載済み,投稿中である.そして,次年度の介入研究にかかる準備として,小学校での研究・臨床活動を進めていた.精神疾患を予防するという観点から見た場合に,発達の初期からの介入はとても重要となる.本研究で構築している構造化アーサナシーケンスは,専門家ではなく誰しもが簡便に用いることができることを目指しており,本研究が成功し,学校教育にヨガが根づくきっかけとなることができれば,子ども達の心身の健やかな発達に大きく寄与することが期待される.これらを踏まえると,初年度の研究の進捗状況は計画以上に進んだのではないかと推測され,次年度以降も同様の速さで進めていきたいと考える.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当該研究にかかる本年度の実績として,すでに国際学術誌3本,国内学術誌2本が掲載されている.また,国際学術誌1本,国内学術誌1本が投稿中となり,計7本の研究成果が期待される.そして,次年度の計画として新たに小学校でのヨガを用いた介入も進行しており,大幅な進展があったため,この評価とした.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は,ヨガを用いた介入研究が始まる.これにあたり,万事滞りなく進めることができるように,鋭意準備を行う予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)