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自閉スペクトラム症特性をもつ理系学生の創造性発揮の要因に関する統合モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 23K12914
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 10030:Clinical psychology-related
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

田附 紘平  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (90804336)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Keywords理系研究者 / 理系大学院生 / 創造性 / ASD特性 / 心理検査 / ロールシャッハ法 / 自閉スペクトラム症特性 / 理系学生 / 理系科学者 / 心理アセスメント
Outline of Research at the Start

本研究の目的は,我が国の自閉スペクトラム症特性をもつ理系学生が創造性を発揮する要因を明らかにし,その統合モデルを構築することにある。具体的には,創造性を発揮している理系科学者および理系学生に対して,自閉スペクトラム症特性を測定する尺度とともに,知能検査,ロールシャッハ法,バウムテスト,文章完成法,これまでの環境と自身について尋ねるインタビューを実施する。本研究の知見から,理系学生への新たな支援および創造性教育に関して提言を行うことを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は,心理検査バッテリーとインタビューを通して,我が国のASD特性をもつ理系学生による創造性発揮の個人内要因および環境要因を明らかにし,それについての統合モデルを構築することを目的としている。2023年度では,最新の知見も含めて先行研究のレビューを行い,研究計画を修正した上で,調査を実施した。具体的には,研究領域に即した創造性を検討する必要があること,物理工学系を専門とする研究者・大学院生の創造性に関する知見があること,数理系を専門とする研究者・大学院生の創造性についてはこれまで明らかになっていないことから,特に数理系を専門とする理系研究者・大学院生の創造性に焦点を当てることにした。そして,数理を専門とする優れた理系研究者1名を対象とした4回の調査を行ったことに加え,対照群として一般大学生51名にロールシャッハ法に関する調査を実施した。その結果,数理を専門とする理系研究者の創造性は,言語能力・視覚情報処理能力・短期記憶力の高さ,常識から離れた物の捉え方をすること,自身の見方に対して頻繁に吟味をしていること,客観的には恣意的と思える組み合わせにもとづいて物事を認知していることに裏打ちされている可能性が示唆された。また,大学生を対象とした調査からは,ロールシャッハ法の標準化時と比較して,現代大学生の一般的な見方が異なる可能性,現代大学生の現実検討力が低い可能性,情緒刺激に対する動揺が小さい可能性が指摘された。さらに,思考・言語カテゴリーの分布も得ることができたため,今後,これらの指標に関して理系大学院生の結果と比較することで,本研究目的に沿った有益が知見を得ることができると考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

最新の知見を含めた先行研究のレビューを行ったことにより,研究計画を修正する必要が生まれたこと,調査協力者を得ることに想定よりも時間がかかったことから,調査開始がやや遅れた。

Strategy for Future Research Activity

調査協力を得られる見通しがある程度立ったため,2024年度から理系研究者・大学院生合計20名程度に対して心理検査バッテリー・インタビューを実施する調査を本格的に進めていく予定である。さらに,一般大学生を対象としたロールシャッハ法の調査実施についても並行して行う。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ロールシャッハ法の名古屋大学式技法に関する大学生・大学院生を対象とした基礎研究-P反応と思考・言語カテゴリーを中心にした検討-.2023

    • Author(s)
      田附紘平・小島朱理・茂苅梓沙・金井志保
    • Organizer
      日本ロールシャッハ学会第27回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

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Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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