Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ガンマ線バースト(GRB)は宇宙最大の爆発現象である。TeVガンマ線望遠鏡MAGICによりGRBからのTeVガンマ線放射が発見された後、数例のGRBでTeV放射が報告されたが、放射機構の統一的理解には至っていない。また、GRB研究を大きく発展させる上で、GRBで放出される主なエネルギー帯であるMeV領域のガンマ線を観測できる全天MeVガンマ線衛星の早期実現が切望され、マルチメッセンジャー天文学の潮流においてもその必要性が増している。本研究では、MAGICとCTA-LSTを用いてTeVガンマ線放射機構の解明に挑み、次世代MeVガンマ線衛星に向けた検出器開発やGRB感度研究を行う。