Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究課題は小型かつ非破壊な青果物硬さ評価システムの自動化を実現するため,誘電エラストマーアクチュエータ(DEA)によるソフトロボティクス技術を複合した構造加振システムを構築する.収穫後の青果物の品質評価は未だ人の力に依存する部分が多く,有効な機械化手法を実現することが求められている.品質評価指標の一つである青果物の硬さは,振動試験に基づいてその周波数応答を解析することにより推定可能である. DEAを用いた加振源は,非破壊な振動試験を遂行可能とする.システムを自動化するためにはソフトロボティクス技術の適用が有効であり,各構造を最適化することで対象青果物に有効な加振力を与えられることを実証する.