Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では,小型のキャパシタを用いたアクティブフィードバック(AFB)回路の適用により,磁性材料の特性に起因するフィルタインダクタの小型化に対する制限を打破し,ノイズフィルタの大幅な体積削減を実現する。研究代表者がこれまでに確立したフィルタインダクタの浮遊容量推定法を用いることで,寄生インピーダンスを含む,AFB回路適用時のノイズフィルタの広帯域にわたる安定性と減衰特性の評価を可能とする。これにより,AFB回路適用時の減衰量,安定性,体積,損失を考慮したノイズフィルタの最適設計法を確立する。本研究で得られた知見は,電力変換器のスイッチングリプル抑制素子の小型化にも寄与することが期待できる。