Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
Society5.0では大量のセンサーを必要とし、化学電池がその電源を担う。しかし、その電源である化学電池は欧州委員会の取り決めにより将来回収が義務付けられ、LiやNi等が規制の対象となるため、代替電池の開発が求められている。本研究では、循環型社会に対応する環境低負荷な熱電池を開発するため、完全無毒・地殻埋蔵量の豊富な構成元素からなり、工業化に適した溶融合成プロセスを用いて作製したα-SrSi2において、2W以上の発電を可能とする熱電池の開発に挑戦する。この熱電池を開発することで、半永久的に使用可能で循環型社会に対応する自立型電源を提供でき、Society5.0の可能性が広がる。