Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高温超伝導(HTS)の電界―電流密度(E-J)特性はなだらかとなる。多様な応用環境で作動する時に誘導される電界は10-12~10-2 V/mと大きく異なり、電界に対するJcの依存性の計測が極めて重要となる。申請者は、試料表面の磁気像のダイナミック測定から電界と電流分布を導出する基本原理を提案し、10-12~10-5 V/mに亘るE-J特性を非破壊・非接触に計測することに成功した。本研究では、小型HTS超伝導コイルを用いた交流磁界印加手法の開発によって上限電界を3桁増大させ、10-12~10-2 V/mに亘る10桁の電界ダイナミックレンジを有するE-J特性の非破壊・非接触計測法の開発に挑戦する。