Project/Area Number |
23K13385
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 22010:Civil engineering material, execution and construction management-related
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
福永 隆之 九州大学, 工学研究院, 助教 (20869408)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
|
Keywords | 火砕流堆積物 / シラス / 海水練り |
Outline of Research at the Start |
本研究では、南九州に広く分布する「シラス」と海水を建設材料へ効果的に活用するための研究開発に取り組むことで、地域の活性化および将来の水不足への対策に貢献する技術開発を行う。具体的には、シラスを用いた海水練りコンクリートの特性把握および耐久性の定量評価によりシラスと海水を用いた環境低負荷型建設材料の開発を目指すものである。本研究で得られる成果として、シラスを用いた構造物の初期強度向上および耐久性の増加が可能となり、構造物の長寿命化および離島地域における淡水の確保が期待できる。また、シラスと海水を用いた建設材料の反応機構が明らかになることで、他の火砕流堆積物にも応用可能となる技術基盤となる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、南九州に広く分布する「シラス」と海水を建設材料へ効果的に活用するための研究開発に取り組むことで、地域の活性化および将来の水不足への対策に貢献する技術開発を行う。具体的には、シラスを用いた海水練りコンクリートの特性把握および耐久性の定量評価によりシラスと海水を用いた環境低負荷型建設材料の開発を目指すものである。 2023年度は,まず養生条件の違いによるシラスを用いた海水練りコンクリートの性状の変化を調べるため,海水練りシラスモルタルを作製し,実験室内外と海水に暴露することにより,強度性状を調べた.なお,比較のため淡水練りの試験体も作製した.また,あわせて同様の配合でペースト供試体を作製し,セメント水和物なども調べた. その結果,若材齢においては,1.練り混ぜ水に海水を用いると強度が向上する点,2.暴露環境の違いは強度へ与える影響が小さい点,3.海水練り試験体において,暴露環境の違いは,セメント水和物へ与える影響は少ない点を確認した.ただし,シラスのポゾラン反応の開始時期が強度に与える影響は,1年以上かかるため,試験を継続する.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では,鉄筋を埋設した海水練りシラスコンクリートの作製に着手する予定だったが,海水練りシラスコンクリートの評価で得られた結果を反映するのに時間を要したため.
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度に得られた知見を踏まえ,鉄筋を埋設した海水練りシラスコンクリートの作製に取り組む.また,実環境に暴露することにより,作製した供試体の評価を実施する. また,電気防食についても検討する
|