Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究の目的は,大型宇宙構造物の展開膜面上での無線電力伝送を可能とするシステムの設計と実証実験である.展開膜モジュールを繋げ,モジュール同士が互いに位置を入れ替わることにより様々な形状を構築することのできる「分散型構築コンセプト」において,モジュール間をワイヤーハーネスで繋ぐことなく電力を構造物全体に行き渡らせるシステムの構築を最終目標とする.本研究では,これまでに構築してきた薄膜コイルおよび電力伝送システムの設計理論に対し,展開膜モジュール間で設計理論どおりの伝送効率が得られるかどうかを実験的に検証・フィードバックしながら,設計理論の改善を行う.