Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
水素エネルギーシステムを中心に据えた持続可能な社会形成のためには、水電解槽の高効率化が求められている。水電解は19世紀から歴史が始まり、構成材料である電極触媒についても非常に多くの研究例が報告されている。しかし、水電解の長い歴史にも関わらず未だに電極触媒には高性能化が求められている。本研究では、成熟した水電解分野において革新的な触媒を開発するためには非連続な開発が有効だと考え、低い効率故に検討例の非常に少ない中性pHという反応環境に着目した。本研究では、反応環境の詳細な調整を通じて“中性pHにおける水電解用電極触媒”という未開領域に眠る革新的な高効率電極触媒の発見・創製を実施する。