Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
DNAは化学合成が容易で、自己組織化を自在に設計できるため、ナノ構造を構築する素材として盛んに研究が行われています。特に、DNA折り紙法は、構造全域に渡ってアドレス性を持つ10-100nm大の巨大超分子を高効率で設計・構築できるため、広く利用されています。この研究では、DNA折り紙法で構築したDNA構造体を用いて、数百ピースからなる「ジグソーパズル」を設計し、ガラス基板で段階的に組み上げます。これによって、数μm-数十μm四方の広大な領域に渡って1nmの精度でアドレス性を持つ大規模な「分子ペグボード」を構築し、マルチスケールなナノ配列平面プラットフォームを立ち上げます。