Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
申請者は、これまでに、主鎖に相互作用をもつグラフトポリマーによる高強度化現象を報告してきた。本研究では、プラスチック材料の高強度化とタフ化を両立するため、新たにイオン相互作用をもつグラフトポリマーを開発することを目指す。具体的には、様々な構造パラメータ(側鎖長、側鎖密度、イオンサイズ、イオン導入率)により設計されたイオン性グラフトポリマーを精密に合成し、それぞれの構造パラメータと強度、タフネスといった力学特性との相関を定量的に明らかにする。さらに、その力学特性のメカニズムをナノ構造の観点から明らかにする。