Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、テルペンの伸長反応と環化反応の触媒機構の違いを明らかにすることで、伸長酵素にはない昆虫環化酵素に特有の活性部位残基を見出す。そのためにハムシ環化酵素(PsTPS2)の詳細な機能解析と立体構造解析を行う(研究①)。それらの残基の重要性を変異実験により明確にし、昆虫環化酵素に特有の配列モチーフを特定する(研究②)。さらに、そのモチーフを基に昆虫環化酵素のゲノムマイニングを行い、テルペン探索の未開拓生物材料であった昆虫から効率的に数多くの新規テルペンを見出す(研究③)。